3月11日に発生した東日本大震災後、学生たちが「社会貢献活動」の科目を利用し、「震災ボランティア」として活動した記録を紹介します。
震災ボランティア・RQ市民災害救援センター編-1 (2011年7月21日)
物資のひとつとして山ほど積みあがった、作業着が入った段ボール箱。津波に襲われた山肌の清掃には、つなぎの作業着や鉄板の入った長靴が必要です。
3月11日に発生した東日本大震災後、多くのボランティアが被災地の復興支援活動に携わっています。
本学でも、4名の学生が、「社会貢献活動」(※1)の科目を利用し、「震災ボランティア」として活動を行っています。
その内容について、何回かに分けてお伝えします。
今回は、「RQ市民災害救援センター 東京本部」で、現地ボランティア(東北本部と各拠点)の後方支援を行っているコンピュータ応用学科4年生の飯田政貴くんに話を聞きました。
飯田くんは情報班として、日報の作成、ホームページ・ブログの更新などを行っています。また、各地から集まってくるボランティアの方たちへの説明会では、写真撮影など記者としての仕事も。
そのほかにも、物資の仕分け・発送、各地から集まってくるボランティアの方たちへの対応まで、活動内容は多岐にわたります。ホームページ・ブログの更新作業では、コンピュータ応用学科で学んでいる技術が活かされています。
「震災ボランティアは、今まさに起こっていることです。今は、場所によって必要な物資が違い、送るものの見極めが大変です。少しでも、今の状況を改善する手助けができれば、と考えています」(5月14日の飯田くんの「ふりかえりシート」※2 より)
※1 湘南工科大学の「社会貢献活動」は、50時間の実習を行う中で、自分自身の可能性に気づき、社会に貢献する技術者になるために大学でどのようなことを学べばよいのかを考え、将来につなげる科目です。自然環境を守る活動、ユニバーサルスポーツ、子どもと遊び見守る活動、福祉ものづくりなど、約34種類の実習テーマがあります。(2011年度)「震災ボランティア」は、そのなかのひとつの活動です。
※2 「社会貢献活動」は実習科目のため、体験学習の意味を持ちます。そこでは、単に活動するだけではなく、実習体験の「ふりかえり」を行うことが重要です。実習のなかでの自分の立ち位置を確認したり、次の実習での目標を得たりするのに役立っています。
本学でも、4名の学生が、「社会貢献活動」(※1)の科目を利用し、「震災ボランティア」として活動を行っています。
その内容について、何回かに分けてお伝えします。
今回は、「RQ市民災害救援センター 東京本部」で、現地ボランティア(東北本部と各拠点)の後方支援を行っているコンピュータ応用学科4年生の飯田政貴くんに話を聞きました。
飯田くんは情報班として、日報の作成、ホームページ・ブログの更新などを行っています。また、各地から集まってくるボランティアの方たちへの説明会では、写真撮影など記者としての仕事も。
そのほかにも、物資の仕分け・発送、各地から集まってくるボランティアの方たちへの対応まで、活動内容は多岐にわたります。ホームページ・ブログの更新作業では、コンピュータ応用学科で学んでいる技術が活かされています。
「震災ボランティアは、今まさに起こっていることです。今は、場所によって必要な物資が違い、送るものの見極めが大変です。少しでも、今の状況を改善する手助けができれば、と考えています」(5月14日の飯田くんの「ふりかえりシート」※2 より)
※1 湘南工科大学の「社会貢献活動」は、50時間の実習を行う中で、自分自身の可能性に気づき、社会に貢献する技術者になるために大学でどのようなことを学べばよいのかを考え、将来につなげる科目です。自然環境を守る活動、ユニバーサルスポーツ、子どもと遊び見守る活動、福祉ものづくりなど、約34種類の実習テーマがあります。(2011年度)「震災ボランティア」は、そのなかのひとつの活動です。
※2 「社会貢献活動」は実習科目のため、体験学習の意味を持ちます。そこでは、単に活動するだけではなく、実習体験の「ふりかえり」を行うことが重要です。実習のなかでの自分の立ち位置を確認したり、次の実習での目標を得たりするのに役立っています。
震災ボランティア・RQ市民災害救援センター編-2 (2011年8月2日)
東京本部のボランティアスタッフと打ち合わせ中の飯田くん(右)
RQ市民災害救援センターの東京本部で現地ボランティアの後方支援を行っている飯田くんは、初めて東京本部を訪れたとき、いろいろな分野の技術を持った人材がたくさん集まり、騒然としたなかで作業を行っていることに驚いたそうです。
日々刻々と変化する、約250カ所ある現地の活動拠点から集まってくる情報をとりまとめ、物資やボランティアを派遣する作業には、多くの「人の力」が必要です。
報道でも言われていたことですが、ゴールデンウィーク以降、ボランティアの数は急激に減ったそうです。(RQ市民災害救援センターでは、その後すぐに盛り返し、連休以上のボランティアがいる日もあるとのことです)
「(GW以降ボランティアの)説明会に来られる方も少なくなってきました。それでも、現地に行く方は多く、バスの手配などをしている担当者の忙しさが(ボランティアに参加したいという多くの人々の気持ちが伝わってくるようで)なんだか温かに思えました。まだ、何も変わっていない地域もあるので、少なからず手助けになっていればと思います」
(5月21日の飯田くんの「ふりかえりシート」※ より)
日々刻々と変化する、約250カ所ある現地の活動拠点から集まってくる情報をとりまとめ、物資やボランティアを派遣する作業には、多くの「人の力」が必要です。
報道でも言われていたことですが、ゴールデンウィーク以降、ボランティアの数は急激に減ったそうです。(RQ市民災害救援センターでは、その後すぐに盛り返し、連休以上のボランティアがいる日もあるとのことです)
「(GW以降ボランティアの)説明会に来られる方も少なくなってきました。それでも、現地に行く方は多く、バスの手配などをしている担当者の忙しさが(ボランティアに参加したいという多くの人々の気持ちが伝わってくるようで)なんだか温かに思えました。まだ、何も変わっていない地域もあるので、少なからず手助けになっていればと思います」
(5月21日の飯田くんの「ふりかえりシート」※ より)
震災ボランティア・現地での活動編(宮城県多賀城市)-3 (2011年7月21日)
本学では、4名の学生が、「社会貢献活動」の科目を利用し、震災ボランティアとして活動を行っています。
情報工学科2年生の斉藤秀平くんは、出身地である群馬県富岡市の国際交流協会が派遣した「東日本大震災救援隊」とともに、4月15日~17日まで宮城県多賀城市で復旧活動にあたりました。
活動した場所は、主に海から1.5kmの地点でしたが、そこは、丸2日の間1.5m浸水していたそうです。
「家の中には、1.5mの高さまで海水に浸かっていたあとがくっきりと残っていました」(斉藤くん)
現地では、津波に襲われた家屋の片付けや泥出し、流されてきた瓦礫や車の撤去作業などを行いました。
「震災ボランティアは、富岡市国際交流協会(Tomioka International Exchange Association)の呼びかけがあったので参加しました。実は、この団体とは不思議なことに、湘南工科大学の松稜祭(大学祭)で知り合ったんです! 昨年の松稜祭で、ミクロネシア大使館が国紹介のブースを出展していました。僕は、そのプロジェクトに興味を持ったので、お手伝いをしたのですが、偶然、富岡市と関係のある方がいて、そこから国際交流協会との関係が築かれたんです」
斉藤くんは、震災ボランティアに参加した理由についてこう語っています。
「震災直後、TVや新聞などのマスメディアが被災地について報道しているのを見て、本当にこんなにひどい状況になっているなら、僕にも何かできることはあるんじゃないかと思い、参加しました。でも、TVで見ていたのと実際に見るのとでは、全く違いました」
情報工学科2年生の斉藤秀平くんは、出身地である群馬県富岡市の国際交流協会が派遣した「東日本大震災救援隊」とともに、4月15日~17日まで宮城県多賀城市で復旧活動にあたりました。
活動した場所は、主に海から1.5kmの地点でしたが、そこは、丸2日の間1.5m浸水していたそうです。
「家の中には、1.5mの高さまで海水に浸かっていたあとがくっきりと残っていました」(斉藤くん)
現地では、津波に襲われた家屋の片付けや泥出し、流されてきた瓦礫や車の撤去作業などを行いました。
「震災ボランティアは、富岡市国際交流協会(Tomioka International Exchange Association)の呼びかけがあったので参加しました。実は、この団体とは不思議なことに、湘南工科大学の松稜祭(大学祭)で知り合ったんです! 昨年の松稜祭で、ミクロネシア大使館が国紹介のブースを出展していました。僕は、そのプロジェクトに興味を持ったので、お手伝いをしたのですが、偶然、富岡市と関係のある方がいて、そこから国際交流協会との関係が築かれたんです」
斉藤くんは、震災ボランティアに参加した理由についてこう語っています。
「震災直後、TVや新聞などのマスメディアが被災地について報道しているのを見て、本当にこんなにひどい状況になっているなら、僕にも何かできることはあるんじゃないかと思い、参加しました。でも、TVで見ていたのと実際に見るのとでは、全く違いました」
震災ボランティア・現地での活動編(宮城県多賀城市)-4 (2011年8月2日)
情報工学科2年生の斉藤秀平くんは、4月15日~17日まで「社会貢献活動」の科目を利用し、宮城県多賀城市でボランティアを行いました。
活動は、主に多賀城市役所が指定した場所に配置され津波に襲われた家屋の片付けや泥出し、流されてきた瓦礫や車の撤去作業などを行いました。
「多賀城市にボランティアに行ったのは、震災から1ヶ月後のことです。片付けは思っていた以上に大変なものでした。泥出しは土嚢袋の中に入れて運び出します。民家の片付けでは、水分を吸った家具や畳などがものすごく重くて大変でした」(斉藤くん)。
「お昼ごはんは、事前に被災していない地域のコンビニで買って持って行きました。そして、お昼をどこで食べるか話し合っていたら、地元の被災者の人たちが『うちでよかったら』 と声をかけてくれました。そこのお宅で食べさせてもらい、おまけにお茶まで出していただき…被災地のみなさんとはいろいろな面で協力的に作業ができ、本当に被災者と復興ボランティアの関係はものすごく大切なものなんだと思いました」。
ボランティア活動を行う上で、現地の方々と信頼関係を築くことの重要性は、多くの新聞やネット上でも言われています。
活動は、主に多賀城市役所が指定した場所に配置され津波に襲われた家屋の片付けや泥出し、流されてきた瓦礫や車の撤去作業などを行いました。
「多賀城市にボランティアに行ったのは、震災から1ヶ月後のことです。片付けは思っていた以上に大変なものでした。泥出しは土嚢袋の中に入れて運び出します。民家の片付けでは、水分を吸った家具や畳などがものすごく重くて大変でした」(斉藤くん)。
「お昼ごはんは、事前に被災していない地域のコンビニで買って持って行きました。そして、お昼をどこで食べるか話し合っていたら、地元の被災者の人たちが『うちでよかったら』 と声をかけてくれました。そこのお宅で食べさせてもらい、おまけにお茶まで出していただき…被災地のみなさんとはいろいろな面で協力的に作業ができ、本当に被災者と復興ボランティアの関係はものすごく大切なものなんだと思いました」。
ボランティア活動を行う上で、現地の方々と信頼関係を築くことの重要性は、多くの新聞やネット上でも言われています。
震災ボランティア-5 (2011年9月8日)
3月11日の震災から、半年が経ちます。
多くの人が、何らかの形で被災地に心を寄せ、いろいろなことを考えた6カ月間だったのではないでしょうか。
宮城県多賀城市で震災ボランティアを行った情報工学科2年生の斉藤秀平くんは、次のように言っています。
「震災ボランティアを通して、地震や津波の恐さ、威力について知り、改めて自然の脅威に人間は勝てないんだと思いました。そして、どんな苦難が起きたときでも、それをどのように乗り越えて行くのかといったことや、人とのつながりの大切さなど、さまざまなことを現地で学びました」。
本学で「震災ボランティア」などの実習テーマで学べる科目「社会貢献活動」を担当する社会貢献活動支援室の東宏乃さんにお話を伺いました。
「4月の新学期、本学からは学生十数人が被災地への支援を希望しましたが、その中で、実際に、縁の下の力持ちのような活躍をしたのが、斉藤くんと飯田くんです。ともに、被災地の復興を後方から支援し、自然の猛威や人と人との繋がりの大切さを学びました。“現場”がまさに“先生役”になってくれたと言えましょう。この貴重な体験をぜひ語り継いでいって欲しいと思います」。
社会貢献活動支援室には、休み時間になると学生が集まってきます。いろいろなことを話し合ったり、気付いたり、見つけたり、そういったとても大切な“場所”になっています。
★学生たちがマイペースで更新している「社会貢献活動ブログ」のページはこちらです♪
→ http://www17.ocn.ne.jp/~tonbi/sk/
最後に、斉藤くんのコメントで、締めくくりたいと思います。
「この3月11日は決して忘れてはいけないものです。
自分にできることを一つ一つやって行きたいと思います。そして、震災ボランティアは継続的に続けていくことがとても大事です。またボランティアに行って、現地の人たちと交流を続けていきたいと考えています」。
多くの人が、何らかの形で被災地に心を寄せ、いろいろなことを考えた6カ月間だったのではないでしょうか。
宮城県多賀城市で震災ボランティアを行った情報工学科2年生の斉藤秀平くんは、次のように言っています。
「震災ボランティアを通して、地震や津波の恐さ、威力について知り、改めて自然の脅威に人間は勝てないんだと思いました。そして、どんな苦難が起きたときでも、それをどのように乗り越えて行くのかといったことや、人とのつながりの大切さなど、さまざまなことを現地で学びました」。
本学で「震災ボランティア」などの実習テーマで学べる科目「社会貢献活動」を担当する社会貢献活動支援室の東宏乃さんにお話を伺いました。
「4月の新学期、本学からは学生十数人が被災地への支援を希望しましたが、その中で、実際に、縁の下の力持ちのような活躍をしたのが、斉藤くんと飯田くんです。ともに、被災地の復興を後方から支援し、自然の猛威や人と人との繋がりの大切さを学びました。“現場”がまさに“先生役”になってくれたと言えましょう。この貴重な体験をぜひ語り継いでいって欲しいと思います」。
社会貢献活動支援室には、休み時間になると学生が集まってきます。いろいろなことを話し合ったり、気付いたり、見つけたり、そういったとても大切な“場所”になっています。
★学生たちがマイペースで更新している「社会貢献活動ブログ」のページはこちらです♪
→ http://www17.ocn.ne.jp/~tonbi/sk/
最後に、斉藤くんのコメントで、締めくくりたいと思います。
「この3月11日は決して忘れてはいけないものです。
自分にできることを一つ一つやって行きたいと思います。そして、震災ボランティアは継続的に続けていくことがとても大事です。またボランティアに行って、現地の人たちと交流を続けていきたいと考えています」。
社会貢献活動支援室が入っている2号館(右の建物1階)
社会貢献活動支援室の様子


