産学交流センター
産学交流センターは、産業界との研究交流および技術情報協力を推進し、湘南工科大学インキュベーションセンターや湘南工科大学産学交流推進協議会の円滑な運営のために適切な助言を行うことを目的としています。
産学官共同プロジェクト
湘南工科大学を中心に産学官が一体となって研究開発を進める、産学官共同プロジェクト。
「産」(民間企業)、「学」(大学研究機関)、「官」(公的機関)が大規模な研究、次代を担う基礎研究を知識、設備、資金を結集させて共同で行うプロジェクトのことです。 欧米では主流であったこの研究開発手法が、日本にも定着し始めています。大規模プロジェクトを通じて、学生も最先端技術研究の重要性を実感できます。
「第5回産学交流フォーラム」
本学は2009年11月27日、「第5回産学交流フォーラム」を開催しました。
本学の教員および大学院生・学部生による研究紹介のほか、教員による講演会やテクノ・ビジネスチャレンジ制度を利用した学生たちの活動報告が行われました。その中から、片岡征二教授の講演をご紹介します。
本学の教員および大学院生・学部生による研究紹介のほか、教員による講演会やテクノ・ビジネスチャレンジ制度を利用した学生たちの活動報告が行われました。その中から、片岡征二教授の講演をご紹介します。
「産学連携でドライプレス加工の実用化へ」
コンピュータデザイン学科 片岡 征二教授
プレス加工※では潤滑油が大変重要ですが、地球環境への影響が問題視されています。そこで、潤滑剤を使用しないプレス加工法(ドライプレス加工法)の開発を(社)東京都金属プレス工業会の協力の下、湘南工科大学が中心となって取り組んでいます。
ドライプレス加工への最初のチャレンジは、平成13・14年度に経済産業省の地域新生コンソーシアム研究開発事業において、「ダイヤモンドコーテッド工具による無潤滑塑性加工技術の開発」を実施したことから始まります。ここでの成果を基に、アルミニウム製カードケースのドライプレス成形の実用化に成功し、日本塑性加工学会の技術開発賞を受賞しました。次には、18・19年度の経済産業省の地域新生コンソーシアム研究開発事業において、「グリーン製造技術を目指したドライプレス金型の実用化」を実施し、各種被加工材に対して、DLCコーテッド工具とセラミックス工具による10万回のドライせん断加工やドライ絞り加工、ドライしごき加工にも成功しました。19・20年度には、地域新生コンソーシアム研究開発事業、および地域イノベーション研究開発事業において「CVDダイヤモンド膜を用いたドライプレス加工の実用化」を実施し、CVDダイヤモンド膜の優れたトライボ特性と、ドライプレス工具としての適用性を確認するとともに、セラミックスとDLCコーテッド工具で得られたドライプレス加工可能領域を、より拡大させることができました。さらに、21年度の戦略的基盤技術高度化支援事業においては、「ダイヤモンドコーティングを目的とした高靭性超硬合金の開発」を実施しています。
これらの産学共同研究を通して多くの成果が得られましたが、その成果を広く普及するために、20年度は、「日本ドライ加工振興会」を(社)東京都金属プレス工業会内に立ち上げました。今後は本会を通して、ドライプレス加工のさらなる実用化と普及を目指します。
※プレス加工:金属などの材料を、機械に取り付けた金型で所定の形状に変形させる技術です。
※プレス加工:金属などの材料を、機械に取り付けた金型で所定の形状に変形させる技術です。