謹賀新年 2012年を迎えました。
年を越しても東日本大震災で負った傷は癒えず、長い避難生活に耐えながら復興を目指している人が大勢います。
マスコミは災害の記憶を風化させてはならないとあらゆる切り口で報道を続け、東北における避難生活、放射能汚染、経済的困窮などを伝えています。
しかしそれは東北以外に在住する人に「食べ物が不安、子育てが不安、家を建てるのが不安」などという心理傾向をつくってしまったのではないかと思っています。
ビジネス面でも災害復興に直接関係するものはよく取り上げられますが、それ以外の派手なビジネスの話は憚られるとの空気が支配的です。
国民がライフサイクルに疑問を持ち、企業家がモチベーションを削がれたことは否定できません。
被災者の方々のご苦労と災害関係報道の必要性は十分承知していますが、それも過ぎれば景気回復の妨げになるのではないかと危惧しているのです。
地震、津波、原発のどれをとっても対応策を整える必要があることは言うまでもありません。それでも同時に日本は前に進まなくてはならないのです。
人間は夢がなければ前に進むことができません。美味しいものを食べてみたい、子供を育てて家族をつくりたい、家族が暮らせる家が欲しい、人々のささやかな夢が日本経済を牽引してきたことを思い出してみてください。
国民の誠実な夢は国力そのものであると信じています。今年は日本人として夢を持って積極果敢な行動をとるべきです。
日本全体の活性化が、結果として被災地の復興に一番の好循環をもたらすでしょう。
私は本学の総長として学生諸君に、夢を持って進みなさいと言ってきました。
学生諸君は決して10年後、20年後の日本と自分を悲観してはなりません。
好況時に不況を想像できなかったように、不況時に好況を想像することは難しいことですが、我々の先人は多くの荒波を逞しく乗り越えてきたのです。
第二次世界大戦直後の焼け野原では製造、流通、金融などあらゆるシステムが破壊されましたが日本社会は見事に立ち直りました。
学生諸君は日本の未来を信じて、自分を見失わない心を持ってください。
大王製紙前会長の井川意高氏は東大法学部卒の秀才でしたが、完全に自分を見失い家族や会社そして日本を裏切ってしまいました。
私は秀才ではありませんでしたが、一日一日を大切に、真面目に勉強を続け、仕事に没頭してきました。
今年で70歳になりますが日本を裏切ったことはありません。
私同様、一生懸命勉強している学生諸君の未来が暗いはずがないではありませんか。
2012年が皆さんにとって、積極果敢に攻める年となることを強く期待しています。頑張ってください。
湘南工科大学総長
糸山英太郎
年を越しても東日本大震災で負った傷は癒えず、長い避難生活に耐えながら復興を目指している人が大勢います。
マスコミは災害の記憶を風化させてはならないとあらゆる切り口で報道を続け、東北における避難生活、放射能汚染、経済的困窮などを伝えています。
しかしそれは東北以外に在住する人に「食べ物が不安、子育てが不安、家を建てるのが不安」などという心理傾向をつくってしまったのではないかと思っています。
ビジネス面でも災害復興に直接関係するものはよく取り上げられますが、それ以外の派手なビジネスの話は憚られるとの空気が支配的です。
国民がライフサイクルに疑問を持ち、企業家がモチベーションを削がれたことは否定できません。
被災者の方々のご苦労と災害関係報道の必要性は十分承知していますが、それも過ぎれば景気回復の妨げになるのではないかと危惧しているのです。
地震、津波、原発のどれをとっても対応策を整える必要があることは言うまでもありません。それでも同時に日本は前に進まなくてはならないのです。
人間は夢がなければ前に進むことができません。美味しいものを食べてみたい、子供を育てて家族をつくりたい、家族が暮らせる家が欲しい、人々のささやかな夢が日本経済を牽引してきたことを思い出してみてください。
国民の誠実な夢は国力そのものであると信じています。今年は日本人として夢を持って積極果敢な行動をとるべきです。
日本全体の活性化が、結果として被災地の復興に一番の好循環をもたらすでしょう。
私は本学の総長として学生諸君に、夢を持って進みなさいと言ってきました。
学生諸君は決して10年後、20年後の日本と自分を悲観してはなりません。
好況時に不況を想像できなかったように、不況時に好況を想像することは難しいことですが、我々の先人は多くの荒波を逞しく乗り越えてきたのです。
第二次世界大戦直後の焼け野原では製造、流通、金融などあらゆるシステムが破壊されましたが日本社会は見事に立ち直りました。
学生諸君は日本の未来を信じて、自分を見失わない心を持ってください。
大王製紙前会長の井川意高氏は東大法学部卒の秀才でしたが、完全に自分を見失い家族や会社そして日本を裏切ってしまいました。
私は秀才ではありませんでしたが、一日一日を大切に、真面目に勉強を続け、仕事に没頭してきました。
今年で70歳になりますが日本を裏切ったことはありません。
私同様、一生懸命勉強している学生諸君の未来が暗いはずがないではありませんか。
2012年が皆さんにとって、積極果敢に攻める年となることを強く期待しています。頑張ってください。
湘南工科大学総長
糸山英太郎

