文沢 元雄 教授 [ 研究室 ]

「不安定密度成層における対向置換流挙動の解明」

火事の時、窓を開けると流れはどうなる?

 地下鉄やビル火災時には、エスカレータ、階段や窓を通しての密度差による空気の流入挙動が、近くの人命・構造物の健全性評価に大切です。この流れを理解するために、流体力学、物質移動、熱工学の立場から研究を推し進めてきました。特に熱流体の動きをわかりやすく把握するために、スモークワイヤー法、光学的干渉計や高速度カメラによる可視画像観察及び画像処理手法を開発しています。また数値シミュレーションによる理論的解明に取り組んでいます。

西田 英一 教授 [ 研究室 ]

「制音の観点からの最適設計とスポーツ工学」

音や振動をコンピュータシュミレーションで解析

 コンピュータシミュレーションで発生する音や振動を解析し、構造設計に変更を加えて音を小さくするという観点からの最適設計を研究します。また動的な解析という共通性からスポーツ工学にも取り組み、たとえばテニスに最適な筋力のパターンをアドバイスするティーチングマシンの制作を目的に、ひずみゲージによるボールの弾性や握力やボールとラケットの衝突挙動の計測が進んでいます。硬軟織りまぜて、学生諸君と楽しみながら研究していきたいと考えています。

大谷 俊博 教授 [ 研究室 ]

「材料の損傷評価のディファクトスタンダードを目指して」

非接触で非破壊的な材料特性の評価

 火力・原子力発電や石油化学プラントは30年も40年も前からつくられていますが、いろいろな理由で延命しなければならないケースがあります。そのとき重要なのは、これらのプラントが今、どういう寿命に来ているのか、あと何年もつのかという評価です。その一つの手法として、「EMAT」という超音波を出すセンサーを使い金属の組織の変化を超音波の特性と関連づけて見つける、非接触で非破壊的な材料特性の評価を研究しています。火力プラントなどの損傷・劣化した材料の評価法として、ディファクトスタンダードとなるようにしたいと考えています。

北洞 貴也 教授 [ 研究室 ]

「ターボ機械の流力性能の高効率化に関する研究」

モノづくりにおける加工技術を学ぼう

 環境にやさしい水力発電用水車、あるいはターボチャージャーやロケットエンジンなどにも用いられているターボ機械。 その性能に大きな影響を及ぼす流路壁面付近の流れを、コンピュータによりシミュレーションする方法を開発しています。 模型による実測結果と比較しつつ性能予測の精度向上に役立て、またニューラルネットワークなどの知的情報処理技術を援用した自動最適設計法の確立をめざしています。 流体機械に関連する技術系コンテストにも積極的に参加し、2005年度ではアイディア賞を受賞したり、滑空機の飛行シュミレーションの研究も行っています。

井上 文宏 教授 [ 研究室 ]

「特殊環境下での機械システムや作業ロボットに関する研究」

特殊な機械システムのモデリング

 宇宙技術に関わる可動構造や移動機構,高所建設現場や災害現場で活躍する検査・作業ロボット,福祉施設におけるアシストロボットなど特殊環境下を対象とした機械システムや作業ロボットの研究・開発を実施しています。将来は様々な分野でロボットの活躍が期待でき,その基礎技術を確立したいと思います。

田中 秀明 教授 [ 研究室 ]

「センシング技術を活用した生産加工システムの研究」

 センシング技術を活用した生産加工システムの研究

 将来のモノづくりでは、生産に係わる大量のデータをネットワークに接続されたセンサで取得し、人工知能などで分析を行った結果を活用する高度な生産システムが要望されています。本研究室では、センサを用いて加工プロセスを監視・制御する高能率・高品質なモノづくり技術の研究に取り組んでいます。

佐藤 博之 教授 [ 研究室 ]

「環境にやさしい乗り物の研究・開発」

 環境にやさしい乗り物

 環境に優しいエンジンなどの燃焼技術の研究やコンピュータ支援によるモノづくりに関する研究を行っています。新しい年燃焼技術や動力機構の開発は環境に優しい乗り物へ直結します。空気で走る圧縮空気自動車や学生フォーミュラプロジェクトを通じて、夢のある乗り物をトータルデザインします。

加藤 和弥 教授 [ 研究室 ]

「高精度・高能率を実現する切削・研削加工の研究」

高精度な部品を高能率で製造できる機械加工技術

 自動車や家電製品に使用される機械加工部品を高精度化すると、燃費や電気代など製品の性能を向上できます。時間とお金をかければ、部品の精度を向上することは可能ですが、とても高価なものになってしまいます。本研究室では高精度な部品を高能率で製造できる機械加工技術を研究します。   

野倉 一男 准教授 [ 研究室 ]

「神経回路モデルの統計力学的研究」

物理系として神経回路モデルを捉えると

 統計物理学の関心は、多数の原子・分子の集まりがどのように多様なマクロ現象を引き起こすのかを解明することにあります。 はじめは気体の性質の研究から、そして発達した考え方は液体・固体などへ応用され、大きな成果を上げてきました。 その過程で開発された研究方法の神経回路モデルへの応用は、生物の情報処理能力の新しい見方として注目されています。 本研究では、神経回路モデルを物理系として捉え、統計力学の手法によりその学習過程や能力を調べています。

大野 英隆 准教授 [ 研究室 ]

「移動ロボットの機構と制御の研究」

人の入れない場所でも細長いロボットなら

 この研究室では移動ロボットの機構や制御について研究しています。とにかく動くことができて、人ができないことができるロボット。 なかでもヘビやゾウの鼻のように細長くて柔らかいロボットに注目しています。 細長いロボットはヒモのようにシンプルな形をしていますが、ボディ全体をうまく使って臨機応変に手や腕、足として機能できるのが特徴です。 このようなロボットは人間が入れないような狭い場所にも入っていけるのでレスキュー活動などといった極限作業への応用が期待されています。研究も正直に言って楽しいです。

野中 誉子 准教授 [ 研究室 ]

「素材・構造・ユーザの特性を考慮したスポーツ用品の開発」

運動時のさまざまな物理現象を解析

 スポーツ用品や介助器具のように人々の運動を補助・支援する道具には、安全性、高機能性、快適性が求められます。運動時のさまざまな物理現象を解析して必要な機能を洗い出し、ユーザ自身もうまく表現できない感覚や印象を定量化することで、より使いやすいスポーツ用品の設計開発に取り組みます。

大見 敏仁 講師 [ 研究室 ]

「水素でモノが壊れる理由や条件の解明」

安全な水素エネルギー社会のために

 安全な機械の設計には、機械の壊れ方と壊れる理由を知る必要があります。ところが壊れ方は複雑で、環境(温度や湿度など)が変わると壊れる理由も変わります。水素もその一つで、水素があると鉄が壊れやすくなります。安全な水素エネルギー社会のため、水素でモノが壊れる理由や条件を予測します。   

池田 裕一 講師 [ 研究室 ]

「機械システムの制御手法の構築、およびその応用に関する研究」

機械をより安全かつ高性能に動作させるための制御技術

 機械を安全・正確に動作させるには自動制御技術が必要になります。本研究室では、自動車や人工衛星のような移動体を応用例とし、機械をより安全かつ高性能に動作させるための制御技術の開発を行っています。最近では、小型電気自動車の運動制御や故障衛星捕捉のための制御方法の開発を行っています。