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第1回機械工学科ものづくりチャレンジを開催しました


松稜祭(大学祭)開催中の2015年10月31日、機械工学科が主催する技術コンテスト「第1回ものづくりチャレンジ」が開催され、作品発表展示会と最終審査が行われました。

同コンテストは、本学機械工学科の教員たちが、今の子どもたちがスマートフォンやパソコンでゲームなど、決められた枠の中で遊ぶことが多い状況を危惧し、新たなものを生み出す技術者になるためには、ものづくりを通して創意工夫をする機会を設けることが重要であると考え、今年度からスタートさせたものです。

公募にあたっては、「湘南」「動く」「役に立つ」をキーワードとしたオリジナル作品であることを条件にアイデアを募り、6月の書類審査の後、選ばれた個人やチームが製作に入りました。

今年度から新設された本学附属高校の技術コースの1年生からは、19チームの応募がありました。どれもユニークなアイデアが込められた作品案でしたが、書類審査の結果、4チームが選出されました。高校生たちは、これまでの工作の経験により自分たちで製作を進めるチームや、教員からのアドバイスを多く受けるチームなどさまざまでしたが、コンテストが近付くと長い時間、工作室などで作業に没頭する姿が見られました。書類審査からコンテストまで、4カ月という短い製作期間でしたが、高校生の4チームと大学生(大学院生含む)の6チームが発表展示会を迎えることができました。

作品発表および最終審査は、高校生の部と大学生の部に分けて行われました。各チームは作品製作にあたり、アイデアを思い付いたきっかけや工夫した点などを発表し、市民の方からの質問にも答えていました。投票には、市民の方も参加し、その結果、優勝ほか3賞が決定しました。

機械工学科の北洞貴也教授は、「作るものが市販のプラモデルやキットでは無いため、製作に当たり学生や生徒は初めは多くの失敗をしますが、これにより失敗を予測して回避する方法を身につけていきます。多くのチームが思っていた以上に大変であったと述べていましたが、それを知ったことは大きな前進です。また、十分な完成に至らなかったチームや、発表会でうまく動作しないチームもありましたが、悔しさをにじませてこの後も製作を続けて完成させたいと言ってくれたことは、ものづくりにやり甲斐を感じてくれたためであり、今回の取り組みが有意義であったと考えています。今後の機械をはじめとする工学の知識を学ぶ意欲につながってくれることを期待します」と同コンテストを振り返りました。

「第1回ものづくりチャレンジ」受賞者一覧

高校生の部

優勝
作品名:ビューティー砂(砂浜で体に付いた砂を簡単に取るための装置)
齋藤優樹、佐藤丈仁、清水優斗、杉本遥
動作や仕組みが素晴らしいで賞
作品名:湘南アポロ☆プロトタイプ(太陽光の熱により動くスターリングエンジン)
佐久間崚、鈴木勇人、饗場啓太
役に立つで賞
作品名:MTB(海岸などで呼べば近くまで来てゴミが捨てられるゴミ箱)
田島麗央、星野奨太
湘南らしいで賞
作品名:災害用ホバークラフト(災害時に救援物資を水陸隔てなく届けられるホバークラフト)
柳澤明良、永関大士、上村秋太、小島和良

大学生の部

優勝
作品名:ソーラーパラソル(太陽電池で扇風機を回す暑さ対策をした海岸で着替えるためのパラソル)
大野萌香、小田島明央
動作や仕組みが素晴らしいで賞
作品名:ホビー旋盤(電池でも動くホビーのための卓上旋盤)
杉原和樹
役に立つで賞
作品名:落下防止ステップ(電車と駅のホームが離れている時に落下を防止する可動ステップ)
山田拓弥
湘南らしいで賞
作品名:モササウルス クリーナー(水生恐竜の形をした水中のゴミを集めるロボット)
川崎悠太
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