大学案内2021
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 ACM 国際大学対抗プログラミングコンテストに、情報工学科の学生たちが毎年出場しています。3人1組のチームでプログラミングによる問題解決能力を競い合うもので、事前に参加者を集めて練習会も実施しています。 毎年9月に開かれる「学生フォーミュラ日本大会」ICV(ガソリンエンジン)クラスへの参戦に向けて、小型レーシングカーを構想・設計・製作しています。大会には全国から98大学が参加。速度などの走行性能だけでなく、車両コンセプトや設計、コストなど、モノづくりの総合力が競われます。 同好会はモノづくりの好きな学生が集まり、2019年に立ち上げました。「レーシングカーを楽しむ」がコンセプト。大まかな役割分担はあるものの、そのすべてに全員が関わり、ゼロからのモノづくりを楽しみながらメンバー自身も成長しています。SITチャレンジ制度により、大学から活動費と活動場所の提供を受けるとともに、メンバーが開拓したスポンサー企業から活動費と技術的な支援を受けています。夏休みには、スポンサー企業のひとつであるカーボンメーカーで働き、机上では学ぶことのできない貴重な経験を得ました。大会での全種目完走を目標に、マシンの完成に向けて日々取り組んでいます。 地上と宇宙ステーションを結び、人や物資を道理的に運ぶ宇宙輸送システム、将来の宇宙エレベーター構想の実現に近づくために宇宙エレベーター競技会に毎年参加しています。2019年からは、クライマー部門とロボット部門が設置され、本学は両部門に出場しています。 毎年、ロボット研究部が主催で「全日本マイコンカーラリー大会」を学内で開催。全国から高校生や大学生、社会人が集まり、マイコンボードを搭載しプログラミングした完全自走式のマシンで走行タイムを競います。メンバー全員でコースの設計・設置や大会規定の作成など運営にあたり、大会で使用するスタートゲートもメンバーが製作。SITチャレンジ制度で材料費を支援してもらうとともに、顧問の先生からは技術的なアドバイスを受けています。マシンは、完全自走式なので、競技が始まるとあとはスイッチを押すだけ。競技の前までにどれだけ完成度を上げたかが勝負を決めるとあって、製作にかける思いもおのずと熱くなります。 完全自走の技術は、自動運転にも応用されています。日本のモノづくりを世界にアピールできる分野であることを、観戦に来てくれる来場者にも伝えたいと、裏方に徹して大会を盛り上げています。〔 学生フォーミュラ同好会 〕〔 ロボット研究部 〕75ACM国際大学対抗プログラミングコンテスト宇宙エレベーター競技会SITフォーミュラプロジェクトマイコンカープロジェクト

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