大学案内2022
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約50mの移動範囲内からでも復元CGが見られる「AR永福寺」SIT産業界との連携●共同研究 ●受託研究●連携事業・委託事業「地域の課題解決に向けた活動」「地域や産業振興事業」「教育機関との連携事業」「地域での学生の活動」「生涯学習の機会の提供」行政NPO等の各種団体小・中・高等学校地域連携 地域住民大学研究機関「社会に貢献する技術と研究」をテーマに展示、ポスターセッションで紹介し、講演会を実施本学では、大学のミッションである『社会に貢献する技術者の育成』を追求し、地域とつながり、地域に根差した大学として、さまざまな地域連携や産官学の連携窓口となる地域連携センターを設置しています。地域と大学を結ぶ総合窓口として「地域の課題解決に向けた活動」「地域や産業振興事業」「教育機関との連携事業」「地域での学生の活動」、また「生涯学習の機会の提供」などを主軸に取り組んでいます。湘南工科大学産学交流フォーラム産学交流フォーラムは、産業・経済界の方々を対象に本学の教員や大学院生の研究活動を展示紹介することにより、企業との連携強化を図り、産学交流の推進、研究活動の活性化を目的とするものです。毎年、学内で開催する「湘南工科大学産学交流フォーラム」では、教員、大学院生・学部生が研究の内容を発表し、来場された企業や団体の方と意見を交わすなど活発な産学交流を図っています。また、2019年度からは、学科横断型学修プログラムを履修する学生たちも研究の成果を発表し注目を集めています。宇宙探査や大気球実験の通信機器の研究電気電子工学科の加保研究室では、宇宙航空研究開発機構(JAXA)相模原キャンパスが推進している月探査や大気球の研究において、探査機に載せる無線通信機器やセンサーの高速化や信頼性を高める研究に連携して取り組んでいます。携帯電話通信システムや通信衛星に搭載された半導体回路技術を探査ミッションにも適用していくことで、開発コストを下げることを目指しています。海上保安庁の海洋状況表示システムに落雷位置情報を提供電気電子工学科の成田研究室は、海上保安庁の海洋状況表示システム「海しる」に、「落雷位置標定システム」で取得した落雷位置情報を提供しています。「海しる」は、さまざまな海洋情報を集約し、地図上で重ね合わせて表示する “海洋情報の総合図書館”の役割を担っていて、落雷位置情報の提供によって、日本周辺の海洋状況把握の能力強化、集中豪雨などの気象災害防止にも役立てられています。本学では、多くの民間企業・団体および地方公共団体と技術連携や情報交換を行うことで、研究活動を推進しています。神崎遺跡公園内のQRにかざすと映し出される「AR神崎遺跡」宇宙と地上をつなぐ、宇宙エレベーター大林組と共同で壮大なプロジェクトに挑む機械工学科の井上研究室では、宇宙と地球を結び、人やモノを運ぶ宇宙エレベーターの実現を目指して、大林組と共同で、自走式昇降機(クライマー)の研究開発を行っています。宇宙エレベーターの競技会へも2014年から出場し、クライマーによる走行実験の記録を更新してきました。現在は、近い将来を見据えた、月における宇宙構造物の建設に関わる研究も進めています。地球から建設資材を運ぶだけではなく、月の資源を活用して建設を担うクライマーの開発を目指しています。鎌倉市、綾瀬市との文化財活用事業に関する連携コンピュータ応用学科の長沢研究室と井上研究室は、綾瀬市の史跡「神崎遺跡」をCGで再現した「AR神崎遺跡」の制作や、市マスコットキャラクターを用いたプロジェクションマッピング作品を制作し上映。また、鎌倉市の国史跡永福寺跡のCG作品「VR永福寺」の常設展示に続き、新機能を搭載した「AR永福寺」も公開しています。提供:㈱大林組社会貢献活動63地域連携センター産官学連携

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