大学案内2022
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コロナ禍での湘南工科大学の取り組み〈 授業の形態 〉●対面 大学内の教室で行われる●オンライン ビデオ会議ツールを使用したライブ型、Web上に掲載した教材コンテンツを視聴するオンデマンド型、オンデマンド教材を用いながらライブで授業を行う併用型●ハイブリッド 対面授業をライブでも配信し、対面出席者とオンライン出席者が同時に受講できる機械工学科の新入生と教員計100名以上が記念撮影!修学基礎の授業では 日本で初めて新型コロナウイルス感染者が確認されたのは、2020年1 月中旬でした。湘南工科大学では、3月に新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、さまざまな対応にあたってきました。 コロナ禍において本学が最重要視したのは、「できることを継続しよう」ということでした。大学によっては、授業開始を遅らせるなど学修環境を整えるまでに1カ月ほど要するケースも珍しくありませんでした。そのような中、本学では、2年次生以上は学年暦とほぼ同じスケジュールで、1年次生については1週間ほどの遅れを経て、授業を開始することができました。その理由として、2013年度から進めてきた教育改革を通じ、インターネットを介して授業の課題や資料をやり取りするLMS(Learning Management System)のMoodle(ムードル)を整備していたこと、また、全学生にGoogleアカウントを配布しているため、ビデオ会議ツールのGoogle Meetをスムーズに利用できたことが挙げられます。何といっても、授業を閉講することなく、教職員一同がオンライン授業への移行に取り組めたこと、それ自体が、工科系大学だからこその強みといえるかもしれません。6授業1回目の緊急事態宣言解除後の2020年6月以降は、感染状況をみながら、安心・安全に配慮し、対面授業とオンライン授業を併用して行いました。生活様式学生が授業や研究等で学内に入構する際は、マスクの着用はもちろん、自宅を出る前に健康チェックを行い、Webフォームで送信。正門では手指の消毒と学生証による入構確認が義務付けられています。キャンパス内の各棟や教室の入り口には手指消毒用のアルコールを設置。学生が休憩時間などに集まる学食やラウンジは、密にならないようにテーブルやイスの数を減らし、学生課や教務課など事務対応窓口にも飛沫感染防止用の透明パーテーションを設置しています。修学支援コロナ禍で収入が著しく減少し大学での学修を継続することが困難な学生には、個別の状況に相応した学費納付期限の緩和や授業料の減免などを行いました。教員からのメッセージリレー2020年度の1年次生は、入学式もなく大学生活がオンライン授業で始まりました。進級した2〜4年次生も不安な気持ちでいたかもしれません。「大学で待っているから一緒に乗り越えよう」という気持ちを込めて、教員からのメッセージ動画を本学公式WebサイトとTwitterで配信しました。MESSAGE FROM SIT

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