大学案内2023
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X-TechX-03 || 最先端の研究で未来社会を創る|まだ見ぬ世界の扉を拓く20鎌倉時代に源頼朝が建立した浄土式庭園を持つ大寺院永福寺。今は永福寺跡として国指定史跡となり、これをCGで復元した約50mの範囲内で復元CGが見られる「AR 神崎遺跡」大林組CMおおばや氏とぼく「宇宙エレベーター」■神奈川県 鎌倉市提供:(株)大林組神奈川県 綾瀬市宇宙と地球をつなぐ、宇宙エレベーター大林組と共同で人類未踏の開発に挑む機械工学科の井上研究室では、宇宙と地球を結び、人やモノを運ぶ宇宙エレベーターの実現を目指し、(株)大林組と共同で自走式昇降機(クライマー)の研究開発を行っている。2014年から宇宙エレベーターの競技会へ出場し、クライマーによる走行実験の記録を更新。現在は近い将来を見据え、月における宇宙構造物の建設に関わる研究も進めている。地球から建設資材を運ぶだけではなく、月の資源を活用して建設を担うクライマーの開発を目指す。鎌倉市と綾瀬市の文化財活用事業で連携情報学科の長澤研究室と井上研究室は、2022年1月スタートのNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ゆかりの永福寺の復元CGを制作。それを使った「VR 永福寺」を、鎌倉歴史文化交流館で常設展示を行うのに続き、新機能を搭載した「AR 永福寺」を公開。制作したCG画像は静岡県の「伊豆の国市郷土資料館」で開催された企画展のほか、源頼朝や北条義時について書かれた書籍やテレビ番組などに提供されている。さらに綾瀬市の史跡をCGで再現した「AR 神崎遺跡」やマスコットキャラクター“あやぴぃ”を用いたプロジェクションマッピングを制作し上映している。地域連携センター 本学では、大学のミッションである『社会に貢献する技術者の育成』を追求し、地域とつながり、地域に根差した大学として、さまざまな地域連携や産官学の連携窓口となる地域連携センターを設置。地域と大学を結ぶ総合窓口として「地域の課題解決に向けた活動」「地域や産業振興事業」「教育機関との連携事業」「地域での学生の活動」、また「生涯学習の機会の提供」などを主軸に取り組んでいる。

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