大学案内2023
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57MESSAGEShohei Kawakami国内外の学会での研究発表を重視県内の大学院と学術交流協定機械工学専攻募集人員募集人員取得できる教員免許状宇宙エレベーター構想とは宇宙空間から吊り下げられたテザーと呼ばれるケーブル類を用いてクライマーという昇降機を昇降させる技術で、ロケットによる輸送に比べて低コストで安全な究極の宇宙輸送システムとして期待されているものです。そのためには3万6千キロにおよぶ長距離移動が可能なクライマーが必要で耐久性能に優れた駆動機構を模索しているところです。宇宙エレベーターの大会ではレギュレーションに沿った効率のよいクライマーを製作し、将来の宇宙エレベーターでの駆動機構のモデルケースの確立のため計測会に参加しています。さらに学会では宇宙エレベーターの駆動機構を用いて、人や物資等を運べるようにクレーンなどで高重量を引き上げられるように研究しています。これは将来、効率のよい物の運搬が電気情報工学専攻社会で活躍する技術者・研究者になるためには専門分野だけではなく、工学分野全般の幅広い知識が必要とされる。そのため博士前期課程では基礎科目と特論科目からなる専門科目のほかに、専攻共通の科目として英語科目とデータサイエンス、キャリア科目が用意されている。さらにアクティブラーニングなどの取り組みを通して工学全般の知識を身につける。また、学部・大学院の円滑な接続を図ることを目的に、本学の学部4年次から大学院の授業科目を先行履修することができる。科学技術の急速な進歩に伴い、高度な専門知識と技術を学び先進技術を開発する研究者が求められている。大学院には「機械工学専攻」と「電気情報工学専攻」の2専攻があり、それぞれに2年制の博士前期課程と3年制の博士後期課程を設置。各専攻は学部の研究室と連携しているが、どの学科に所属していても大学院すべての専攻に進学が可能。大学院における学び工学分野全般の幅広い知識を修得博士前期課程在籍中に学会などで研究発表を行うことを必須とする。自身の研究を世界に向けて発表することでプレゼンテーション能力を向上することができる。また、知見を深め自身の研究の質を高めることを目的として、他大学の大学院生や企業、研究機関との交流などを積極的に行う。学会発表に対する助成制度を充実させ経済面からもサポートしている。本学大学院は、『神奈川県内の大学間における学術交流協定』に参加しており、ほかの協定参加大学院の授業科目を履修(単位互換)、研究指導を受けることができる。単位互換提供科目等の情報は、各大学院のWebサイトで確認できる。※高等学校教諭1種免許状(工業)の取得が条件[博士前期課程][博士後期課程][博士前期課程]高等学校教諭専修免許状(工業※)9名3名9名3名私は本学の機械工学科 井上研究室で宇宙エレベーターの研究をしていました。この研究をもっと続けたい、自分の知見や技術をより高めたいと思った時に、湘南工科大学の大学院は企業との共同研究など、スケールの大きな研究を行っていることもあり研究と自分の能力をさらに高める場として最適であると思い、大学院工学研究科への進学を決めました。私は宇宙エレベーター構想におけるクライマー移動機構に関する研究を行っています。宇宙と地球をつなぐ宇宙エレベーター研究GRADUATE SCHOOL OF ENGINEERINGMECHANICAL ENGINEERINGELECTRICAL AND INFORMATION ENGINEERINGさらに高みを目指し技術と理論を研鑽川上翔平博士課程前期2年/機械工学専攻生田高等学校出身内定先:株式会社不二越機械工学専攻電気情報工学専攻大学院工学研究科

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