工学部人間環境学科56FeaturesFeaturesFeaturesTOPIC about X-Tech武藤昌図教授の研究室では、ヒトの正常細胞やがん細胞を培養して遺伝子やタンパク質の変化を目印にした試験を行い、医薬品や医療機器、そして化粧品などの開発に有用な物質の探索を目的とした研究を進めています。研究室には多様な機器が備わっていてさまざまな実験が行えます。細胞がつくるタンパク質を電気泳動により分離し抗体を使って発光させて定量したり、遺伝子を増幅して細胞による遺伝子発現量の違いを計測したりすることができます。卒業生には、大手メーカーの化粧品や入浴剤の研究開発および製造を手掛けている企業内の検査や分析部門で活躍している方々がいます。細胞培養実験電気泳動実験将来に直結する実験・実習を重視学生自身が手を動かしデータを取得する実験・実習科目を重視。先端材料の機械的特性やCO²などのエネルギー原単位の評価、発光ダイオードを用いた工作、生体成分の抽出分離、循環系の計測など、将来の実務に直結した実験・実習を行います。広く工学を学び社会的ニーズに応える先端技術の多くは異分野技術の集積です。幅広く工学技術を学ぶことで、未知の技術や機器に対しても適切に処理し、扱える「技術対応力」を養い、社会のニーズに合った新しい製品を開発できる技術者を育成します。実社会で役立つ伝える力を養う実社会で製品企画や業務報告を行う際には、あらゆる人に理解できるよう伝える力が必須です。実験レポートなどのライティングやプレゼンテーションについて丁寧に指導し、科学的事柄を客観的に示しながら自分の考えを伝える力を培います。医療科学×製品開発人間環境学科の3つの特徴010203
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