大学案内2024
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62空を飛ぶものやSF、未知の世界に憧れがあり、湘南工科大学が企業と共同で宇宙エレベーターの研究をしていることを知り興味を持ちました。入学後に宇宙エレベーターの研究室に顔を出すようになり、当時修士1年生だった女性の先輩と知り合ったのですが、先輩は明確に目標を持ち、その目的に向かって真摯に研究に取り組んでいました。先輩に憧れを持つと同時に先輩の勉強へ向かう姿勢などを見て、今のままでは私はとても先輩のようにはなれないだろうと思い、そこから私の意識は変わりました。勉強に向かう姿勢が一変したのです。学ぶからには何かを成し遂げたい! そう思うようになりました。成し遂げるには4年間勉強するだけでは足りない。大学院進学を目指す!そのための努力をしようと決めました。先輩との出会いで学ぶ姿勢が一変した大学院工学研究科FOR NEXT STEP国際会議GCCEの研究デモ発表で「Bronze Prize」受賞計測自動制御学会SI2022のポスター講演で「優秀講演賞」を受賞Momoe Terata大学院工学研究科 博士前期課程 機械工学専攻1年の永関大士さんが2022年10月、大阪で開催された国際会議、IEEE 11th Global Conference on Consumer Electronics(GCCE 2022)の「Demo! Award」で、「Bronze Prize」を受賞しました。GCCEとは、電気・電子技術に関する学会IEEE Consumer Technology Societyが主催する「家電」に関する国際会議で、永関さんはパラスポーツで使用するスポーツ義足用高機能アダプターの開発について発表しました。将来は開発した装置の計測データを専用ソフトで分析し、パラスポーツの競技指導や義肢装具の開発への活用を目指しています。2022年12月、千葉県幕張メッセで開催された第23回計測自動制御学会 システムインテグレーション部門講演会(SI2022)で、大学院工学研究科 博士前期課程 機械工学専攻2年の李彪さんが「コンクリートバイブレータの3次元位置計測による締固め領域の推定」について発表したポスター講演で、「SI2022 優秀講演賞」を受賞しました。李さんは建設用のコンクリート締固めバイブレータの先端位置を複数のセンサーを用いて高精度で計測する技術を確立しています。コンクリートの締固め範囲を視覚的にとらえることで、作業の信頼性や効率性を高められるため、実用化に向けて大きな期待が寄せられています。寺田 百恵大学院工学研究科・博士前期課程 機械工学専攻2年/工学部・機械工学科2021年3月卒業神奈川県立横浜立野高等学校出身大学院生の活躍0102

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