大学案内2026
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30902040るとブザーで使用者に知らせる仕様になっていン(SONY製Spresense)、センサー、液晶、工学部 機械工学科の加藤研究室は、大腿切断者のための走行支援装置を株式会社名取製作所と共同で開発しています。開発中の走行支援装置は、「スポーツ義足」の初心者が走行時に転倒しないよう、足の振り上げ角度が設定値になます。装置は学生が設計した基板に小型マイコブザーを搭載したもので、プログラムも学生が制作しています。情報学部 情報学科の岡崎研究室では、株式会社関電工と共同で、電設資材などの重量物の運搬を想定した無人航空機(ドローン)のモーターが故障したときの飛行制御について研究しています。ドローンと運搬物を連結したマルチドローンシステムで、安全に運搬飛行させる技術の開発を進めるために、ドローンの安全運搬のアルゴリズムを、数学的観点からプログラム論理についても検証しています。情報学部 情報学科の本多研究室は、藤沢市消防局の要請を受け、消防訓練における「はしご車操作訓練」にプロジェクションマッピングで協力しました。研究室の学生が、映像、音響などのチームに分かれて取り組み、炎や煙、音響などのリアルさを追求。プロジェクションマッピングを活用して実際の火災現場を再現することにより、臨場感と緊張感を持った訓練の実施ができます。工学部 電気電子工学科の成田研究室は、東京電力ホールディングス株式会社と共同で、日本海沿岸と洋上に発生する冬季雷を観測。電磁波観測装置を設置し、雷の電磁波を観測して雷エネルギーを推定する研究に取り組んでいます。東京電力が洋上風力発電をはじめとした再生可能エネルギーの主力電源化を推し進める中で、日本海沿岸の再生可能エネルギーを確保していくために必要とされる推定技術です。工学部 電気電子工学科の加保研究室は、JAXA 宇宙科学研究所の「科学観測用大気球」の共同研究やJAXA、国立極地研究所との南極昭和基地における「地球の気候モデルをつくるための大気重力波の共同測定」に衛星通信や無線通信技術の分野で携わっています。本学は、所在する神奈川県藤沢市辻堂で展開されている街づくりプロジェクト「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン」(Fujisawa SST)を推進している、産官学民の共創体制であるFujisawa SSTコンソーシアム(代表会員パナソニックグループ)に学術会員として参加しています。工学部 総合デザイン学科の禹在勇教授と鈴木浩教授が中心となり、未来の街づくりに向けたモビリティやシステム・サービスの研究を進めています。ヒトが香りを嗅いだときにその印象やイメージは確かに存在しますが、それを言葉だけで表現するのは難しいといえます。そこで、情報学部情報学科の若田研究室では、「色による香りのコミュニケーション」をテーマに長谷川香料株式会社の協力のもと「香りの印象・イメージ」を対象とした心理物理実験を実施しました。得られた香りと色に関するデータを基に、多くの人が使いやすい香りのコミュニケーションツールの開発を行っています。本学では、大学のミッションである『社会に貢献する技術者の育成』を追求し、地域とつながり、地域に根差した大学として地域連携センターを設置。地域と大学を結ぶ総合窓口として「地域の課題解決に向けた活動」「地域や産業振興事業」「教育機関との連携事業」「地域での学生の活動」、また「生涯学習の機会の提供」などを主軸に取り組んでいます。ウミソコは、本学の学生が立ち上げたボランティアサークルで、活動を通じて地域のイベントやコミュニティづくりに積極的に参加しています。特に江の島を中心とした、湘南地域の海洋保護活動に取り組んでいて、水中ドローンを使った海底調査など、湘南の海を守り、持続可能な海洋環境の実現に向けて地元の人々と協働しています。2 大腿切断の走行支援および リハビリ臨床支援装置の開発3 飛行型ロボットによる  運搬作業支援4 藤沢市消防局のはしご車操作訓練に    プロジェクションマッピングで協力5 洋上で発生する冬季雷のエネルギー推定技術を研究6 宇宙をフィールドに未来を支える無線通信技術を研究7 Fujisawa SSTで未来の街づくりとモビリティの研究8 香りを可視化したコミュニケーションツールの開発9 地域連携センターボランティアサークル「ウミソコ」SHONAN INSTITUTE OF TECHNOLOGY11

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