大学案内2026
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Faculty of Engineering流体工学×小水力発電aboutX-Tech形状自体がゴミ詰まりを起こしにくい水車の設計・開発クロスフロー水車のキャビテーション(水蒸気泡)発生実験40多様な機械工学技術者を育成習熟度別カリキュラムで知識を修得実践で工学的センスを磨く工学部機械工学科繊維強化プラスチックに関する研究流体振動防止ポンプの最適設計に関する研究北洞貴也教授の研究室では、小規模な発電用水車の研究を行っています。日本国内の農業用水路を流れる水量は膨大で、その多くの地点に流れの勢いを抑えるための落差工が設けられています。その段差に水車を設けることで、滝のように落ちていた水のエネルギーを電力に変換できます。ただ、水路を流れるゴミが水車の羽根に詰まることが課題に。本研究では、水車自身の形状を工夫することで除塵機を使わなくてもゴミ詰まりを起こしにくい水車の開発を進めています。水力発電は、エネルギー自給率が低い日本において、国も導入を推進している再生可能エネルギー。製造コストにも環境にも優しい小水力発電で地球温暖化対策に貢献します。機械工学科は企業や自治体と連携した研究も行っています。家電、精密機器、自動車、プラント、ロボット、航空・宇宙など幅広い分野で、開発・設計、生産、保守を行う技術者に必要な機械工学の知識を学修し、「機械工学プロジェクト」などの実習を通し、技術力と問題解決力を身につけます。学生の習熟度に応じたカリキュラムで、機械工学技術者に必要な知識を確実に修得。1年次には力学の基礎を築き、2年次以降は実験・実習科目で深い理解へと導きます。新しい機械の設計や開発、製造などを自らできるようになります。授業の約4割が体験型科目。加工技術を学ぶ実習、アイデアを形にする機械製図やCAD、基礎・機械実験などを通し科学的・工学的な考え方とセンスを磨きます。体験を通して創造力を養いコミュニケーション、自己管理力を育みます。TOPIC 機械工学科の特徴

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