大学案内2026
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Faculty of Engineering電子情報通信×次世代無線システムaboutX-Tech46次世代エネルギーを担う電気電子技術者へ現代社会に不可欠なIoT 技術を修得工学部電気電子工学科松永高治教授の研究室では、5Gの次の世代、Beyond5G(B5G)の実用化に向けた、小型で超広帯域の周波数に対応する高周波デバイス(増幅器等)の研究を行っています。5Gの約100倍ともいわれる、通信の更なる高速化・大容量化の実現には、広い周波数帯域にわたり情報を増幅する技術が必要です。いまは周波数ごとにデバイスが必要ですが、超広帯域の周波数を1つのデバイスでカバーできれば汎用性やコスト面で多くのメリットがもたらされます。もう一つ取り組んでいるのが、無線電力伝送技術の研究です。置くだけのスマートフォン充電器など実用化されているものもありますが、もし数メートル離れていても電力が送れたら、場所を選ばずに電源やセンサーを配置・増設できるなど、フレキシブルなシステム構築が可能になるかもしれません。現代社会に必要とされるクリーンエネルギー開発や電気電子機器の省電力・高性能化。また、電力技術と通信技術を融合させ、効率的な発送電を行うスマートグリッドなど、社会が求める多彩な電気電子技術に応える技術者を目指します。電話や電球に始まり発電、通信、電子回路、コンピュータなど現代社会の基盤を支える重要な技術を創り出してきた電気電子工学。本学科では電気エネルギー、エレクトロニクス、情報通信の3分野を幅広く学び産業の発展を支える人材を育成します。TOPIC 電気電子工学科の特徴

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