社会貢献活動報告書2021年度
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まちなか元気PJT 社会貢献活動2の学生は昨年度 竹林間伐と森の再生 竹を切るだけではなく、その資 茅ヶ崎里山保全 活動に参加して、主体性や積極性が 防災活動サポート 「現場に行って見て会って聞いて 21 海の子☆森の子クラブ コロナ禍において子どもたちは人と触れ合いたいという自然な接触欲もあるように見受けられる。子どもたちの心理面のケアもしつつ感染予防や誤解のない行動となるよう考えていく必要がある。活動は子どもたちの成長支援という意味合いが強く、実習生にはリーダー役が求められている。事前打ち合わせと事後の振り返りを必ず行っており、これも研修の位置づけとしている。前半は慣れる時期、後半になると、やっと理解してきて自分の意見を言うなど積極性が出てきた。 身についたとのコメントがあった。若者は大きな戦力であり、いるだけで活動が活性化する。大学内では経験できない里山の風景、自然に少しでも触れてもらいたい。自分で体感したものは忘れない。 辻堂のヤング☆スクエア 社会貢献活動2の学生は、1年目の経験や体験を生かして、より主体的な活動ができるようになってくる。「自ら企画をカタチにして、それを子どもに理解させる」ために細かな配慮を行っていた。 放課後キッズクラブ 実習生の志望動機に「子どもが好きだから」と書かれていることが多いが、そのうえで、子どもの育ちにどう関わるのか?自分に何ができるのかについて、具体的なイメージを持ってきてもらいたい。 葛川クリーンアップ 会のメンバーが苦手なICTスキルを駆使して学生がブログやWEBサイトを自分たちで運営してくれている。最初は一人が頑張っていたが、他の実習生も影響を受けて「自分がなくてはならない存在」と当事者意識を持って関わるようになってきている。その結果、新規会員が10名程増えた。昨年末の20周年記念シンポジウムでも学生が大いに支えてくれ、学生たちの参加で力をもらっている。 に比べてとても頼もしく受け入れ先としても貴重な存在だった。コロナ前から商店街の活性化、来客数の減、店主の高齢化が深刻な課題となっているため、今後も学生の力に期待したい。 材をどんな風に活用していくか、に広げて活動を行っている。そこから社会貢献、または社会に参加していくことの意味を学生に感じ取ってもらいたい。通常、学校から頼まれて授業や実習を行っているが、地域から学校に働きかけてもいいのでないだろうか。大学や学生も地域のメンバーとして、困りごとを共有し一緒に考えていくことで、お互いにより良い活動になる。楽しいだけではなく、充足感もモチベ―ションの一つであり、やってよかったという気持ちが生まれ、それを共有する場をつくることが大事だ。 初めて自分が何を勉強しているのかわかった」と言う(他大学の)学生の声がある。学問と現実を繋げることが重要であり、実習の役割である。そしてその先に何があるのか、異質な経験をしたうえで考えることに意味がある。「辻堂の一員になろう!」とは、大学生が地域の社会的な協力関係に加わるという事だ。今回は「チームレスキュー」という子ども向けの防災講座のサポートとともに地域のAED配置状況の調査発表を通じて、地域が学生の行動に反応しなければならない状況を作り出した。それが地域の一員になる、という事だと思う。 今年度は、50時間を超えて100時間以上活動したという学生も多くみられた。実習終了後も活動を続けたいと会員、ボランティアやアルバイトとしてつながり続ける学生も増えている。実習をきっかけとした、こうした自発的な関係形成こそ、地域を笑顔に豊かにし、市民社会を支えていくと期待したい。 主体性と学びあい 地域と大学との関係

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