社会貢献活動報告書2022
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<今年度の活動報告> 今年度は社会貢献活動2として3名の実習生が参加した。うち1名は実習時間が1年半で約500時間 に至った。実習の様子は以下の通り(実習報告書より抜粋)。 「2年目は経験のあるところが増えたため、自分が1番前を歩くことも多くなり引率力が上がったと体感できた。一方で、子どもに対して強く怒ったりバシッと言うことを聞かせたりすることができない事はまだ至らない点だ。子どもが歩かなくなってしまうときは、疲れたのではなくつまらないときだということを学んだ。どうやったら子ども同士で楽しく歩い たり、活動したりできるのかを考え、暇そうにしてい る子には他の子と遊んでみようよと促したり、少し頭を使う問題を出したりして暇な子を作らないように頑張った。」 実習活動報告 (長谷川様) <実習テーマ>海の子☆森の子クラブ <実施団体> 一般社団法人地球の楽校 活動の目的は、自然の中で活動することによる、仲間との協力・安全に遊ぶ方法を学ぶ・活動中に自ら考え行動する・自然の大切さを学ぶことである。これによりコミュニケーション能力や自主性・自律性を高めることができる。鎌倉を活動拠点とし、体験から学び十分な経験をしてもらうことが団体の目的である。年長から6年生までをひろば・わかば・クラブのチームに分けられている。 (実習報告書より抜粋) ・気力も体力も使い、とても疲れるが、それ以上にとても楽しく有意義な時間を過ごせている。自分だけでは得られない視点を知ることができてとても楽しい。今後も活動を続けていきたい。 ・コミュニケーション能力があがり、実生活が充実することで学業のモチベーションにもなった。 ・授業としてだけでなく、自分自身や団体のために優先的に行動できたことが一番の成長だ。 「私は安全管理に力を入れてきたつもりだ。常に周りをみて気を張り続けようとしたが私の能力では限界があった。安全管理は一人ではできないということに気がつくのが遅かった。一人で全てこなせればリーダーは要らない。みんなで協力することが大切だと実習を通して気づいた。コニュニケーションを他のリーダーと取ることで、状況整理がしやすくなり平常心でいられ、心に余裕ができたことで周りを俯瞰できるようになった。」 「活動中はリーダー間の連絡を絶やさないようにしていた。2班に分かれて移動中に、子どもが単独行動になることに気が付いた。リーダーミーティングで相談し解決策としてリーダーと移動したい子どもで移動したい先のリーダーにジェスチャーを送り、反 応が返ってきたら移動してもらい、移動中は送る側と待つ側で見張るといった提案を行い、実際に活動で実施した。」 <教員からのコメント> 私が見学した時の活動では、学生が海岸から海で走り回ったり泳いだりする子供たちの見守りを行っていた。危険を伴う海での遊びのサポートを、真剣に行っている様子が見て取れた。地道だが大切な見守りであり、学生の真面目な様子が印象的であった。 <活動の目的、団体について> <協働団体からのコメント> 特に後期修了の学生は、これまでにない長さの参加となったが、その分本人の成長の機会が増え、担ってもらう役割や責任が増した。他の2名も2年目は、リーダーとして何をするべきか考えるようになった。それがすなわち社会貢献の主体となる人材である。 5月-9月 磯遊び、波乗り、夏キャンプ等海の活動 10月-3月 ハイキング、三浦半島横断キャンプ等 わせを行う 森の活動 (水谷) <活動場所>鎌倉市内の海と森 <活動頻度>月2-3回程度 日曜8時半-18時 ※活動前の夜等に毎回zoom打ち合 <活動概要> 19 歩かなくなる理由 子どもが

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