社会貢献活動報告書2022
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社会貢献活動を通じた学生の豊 実習は「地域ぐるみで人を育てる」 防災活動サポート 学校は独自の防災訓練があり、地 葛川クリーンアップ 今回の実習生は、ごみ分別や水 大学と地域、大人と子どものつなぎ役 24 かな学びと成長、大学の地域社会への貢献などが効果的に進められるよう、連絡協議会委員は、実習団体の皆さんと意見交換を行っています。その一部をご紹介します。 域防災から見ると、少し浮いた存在になっている。しかし避難場所の多くが学校であるため、防災の取り組みを学生と一緒にやっていきたいという強い思いがある。私たち大人は、知識や経験の差が大きすぎて子どもに伝えづらい面がある。実習生は、防災の視点で小学生と街を歩きながら、自分自身も考えたり調べるなどして共に成長している。実習生が、大人と子どものつなぎ役、また地域と大学のつなぎ役となっている。我々の考えつかないアイデアを学生が考え、それを地域で取り入れることで大きな流れになれば、みんなが一緒に考えて取り組むという社会貢献のカタチになる。 引地川の環境保護 報告会は、活動で学んだことを振り返り、自分に落とし込む大事な場面だと感じた。活動運営の打ち合わせを行う定例会への参加を実習に含めたことで、学生の活動理解が深まった。自然相手で想定外の課題が出た際に、学生と一緒に解決策を考える貴重な機会となる。今すぐでなくても、将来彼らの経験がどこかでつながっていくだろう、と希望が持てる。 茅ヶ崎里山保全 大学としては社会貢献を意識しているが、私たちにとって学生はいるだけで活動が活性化する存在である。またスタッフは70代、家族で参加する会員は30‐40代が多いが、20代の 学生の体力は私たちに劣る。社会に出たら体力勝負だよと学生に伝え、体力作りも活動の一部と捉えている。また中間期に設定される個人の実習目標を共有し、それぞれの目標達成をサポートしていきたい。 質調査など川清掃以外でも積極的に関わり、町の環境イベント等にも参加してくれた。ただ控えめで、もう少し自発的に関わってくれたらとも思う。団体としても、もっと学生と交流するよう会員に話をしようと思う。車で送迎しているが、だんだんコミュニケーション能力が上がっている事を実感した。報告会でも緊張し協議会 メインの活動以外にも地域の洞窟やバーべキューなど学生を連れ出してくださっている。地域に愛着を持つことが、活動のモチベーションを上げることにつながるのではないかと感じた。 竹林間伐と森の再生 森が竹林に駆逐されて大変な状況になっている。竹林はきちんと管理する必要があり、学生には間伐の部分を手伝ってもらっている。知人の農園で伐採竹を炭にしているが、作業が主に平日のため、学生はなかなか参加できず、調整が難しい。 ている学生は一人も見られなかった。それは社会に出てから必要な要素であり、実習の成果だと思う。大事な活動である。 地域への愛着がモチベーションに 実習を支える地域のみなさんの声

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