社会貢献活動報告書2022
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学年別内訳 25 自然や歴史も資源だが人材も資源だ。人の成長は、50時間では測れない。本当なら、もっと長い時間、付き合える関係性の中で、自分を磨いていくものだ。大学生による「社会貢献」から、「地域ぐるみで人を育てる」というプログラムであると見直した。地域にこんなに素晴らしい団体がたくさんあるのだからもっと活用したらどうだろうか。 海の子森の子クラブ 青少年育成の視点から見ると、海外では小・中・高校など早い時期で自分の将来像を自覚する。日本では、仕事や人生の選択の多様性が見えていないまま大人になっている。大学は本来ならそこを考える場のはずだが、十分に機能していない。その時期に社会貢献活動で、地域の様々な活動に触れ、多様な人と出会い、人生について考え始める。人間成長の面でも実習はいいきっかけになるのではないか。 高齢者PCサポート デジタルデバイドで誰一人取り残さないという藤沢市の方針もあり、スマホ活用講座の講師をしてもらった。今年の学生ははっちゃけているという話だったが、確かに会うと身なりなども今どき風で正直多少不安があったが、人は見かけによらない。利用者と一対一になり、しっかり取り組んでいた。毎年カラーが違うが、実習生同士の交流や助け合いが減っているようで気になる。他の大学でも同様だが、こちらが声をかけるとそれなりに調べたり対応するが、自分から動くことはあまりなく、主体性の向上が近年の課題となっている。 協議会 活動終了後の学生は、普段の授業でも変わってきていると実感することが多い。些細なことだが、報告連絡の重要性を理解して応対するなど、社会人としての成長が見られる。 **以下、アンケートより抜粋したコメントです** 車いすテニス大会 細かな課題や問題はあるが、その時点の学生の全力を出して、活動に向き合ってくれていた。今後も若さを存分に生かして、大会の雰囲気を盛り上げてほしい。もっと気軽に選手とのコミュニケーションをとることで、本当の意味で、車いすユーザーを知ることができるのではないか。 辻堂のヤングスクエア メインの活動の他にも発明クラブや冒険チャレンジクラブ等にも積極的に参加してくれて、実習時間は50時間を大きく上回った。礼儀正しく、実習目標に向かってしっかり取り組んでいた。 放課後キッズクラブ 子どもに寄り添おうとする姿勢がみられた。数ある実習の中からこの活動を選択した意味、実習の目的を踏まえて、取り組んでほしい。実習後に常勤や非常勤で活躍してくれている方もいる。 遊びリパークリノア 「障害児だから」とIT教育を経験する機会が制限されている。工科大学の特色を生かして児童とメカニックの作成や卒業研究の発表会など相互交流を今後期待したい。 ロボテラスを広めよう 世界でも数少ない貴重な施設だが集客に課題がある。コロナ前は海外からの視察も多くあった。逆に近隣住民等に知られておらず、大学祭でロボテラスを周知頂けたこと等は有難く、今後も継続していただきたい。 学科別内訳 ※( )は内数:社会貢献活動2の履修人数 ***** 前期 実習開始 25(2)※ 10(2) 実習終了 登録実習生総数 社会貢献活動1 社会貢献活動2 0 1 0 1 1 2 機械工学科 電気電子工学科 情報工学科 コンピュータ応用学科 総合デザイン学科 人間環境学科 社会貢献活動1 1年 2年 3年 4年 8 8 24 3 後期 計 9(0) 24(2) 34(2) 34(4) 48 15 11 6 5 2 4 社会貢献活動2 0 1 4 0 社会貢献活動の現況(2022年度)

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