社会貢献活動報告書2022
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実習活動報告 <今年度の活動報告> コロナ禍でニーズが急増したシニア世代のスマホやオンラインなどの操作方法の個別相談を3名の実習 生が担当した。応募いただいた方には事前にアンケートで、習熟度や希望スキルを伺い当日効率よく進められるように準備をしている。各40分ずつ1日4回の相談を行うが、希望者が多いため追加講座を実施した。実習の様子は以下の通り(実習報告書より抜粋)。 (酒井様) 「スマートフォンの使い方自体がわからず何から教われば いいかわからない方が多かった。最低限何を教えれば一通りの機能が使えるかをまとめ、一番効率が良く楽にスマートフォンに対する不満をなくすことができるかを考えた。お話をしながら実際にスマートフォンを使ってもらい、 (本多) <実習テーマ>高齢者パソコンサポート <実施団体> 社会福祉法人 藤沢市社会福祉協議会 老人福祉センターこぶし荘は、ご高齢者の方の健康維持増進、生きがいと社会参加、世代間交流、生涯学習の場として利用されている藤沢市の公共施設である。活動内容:家庭的な雰囲気の中、日常動作訓練やレクリエーション、趣味活動をサポート健康保持と自立度の高い生活ができるよう支援している。 (実習報告書より抜粋) ・実際に困っている方々を助け満足してもらえることに喜びを感じた。初対面の方でも会話をできるだけ楽しくかつ悩み込まないようにわかりやすく説明するための工夫が身に付いた。 ・大きく人として成長することが出来た。人助けの大切さや楽しさを知り、世代間交流をして年長者からの「若さは今しかないから」「就活がんばれよ」「困った時は大人を頼りなさい、力になってくれるから」など重みのある言葉をもらい、コミュニケーションの仕方を学び、教える大変さを知り、感謝される喜びを知り、たくさんの経験をして、内容の詰まった意味のある実習が出来た。 <活動の目的、団体について> <協働団体からのコメント> 受講者との接し方は、丁寧でわかりやすかったとの評価でした。今後、さらなるコミュニケーション能力を学んでください。新たな実習生には高齢者のICT活用で逆にこんなことが出来る、やってみたいとの意見があれば、相談しながら実施していきたいと思います。 操作のほうもできるようになり嬉しそうにしているのを見ると自分もやりがいを感じた。」 「身体的なことで考えさせられたのは、耳が聞こえづらい人が多いことだった。あまり声を大きくしても周りの受講者の妨げにもなるし、コロナ禍であることを考えると接近することがあまり出来なかった。補聴器など持っている人には持ってきてもらい、言葉でうまく伝わらない場合は身振り手振りで何とか伝わるように考えた。また、利用者さんに短時間ではあるがなるべく心を開いてもらえるようにその人その人での距離の詰め方や声の大きさ、話し方を考えた。」 <教員からのコメント> パソコンやスマホを思うように扱えず、困っているお年寄りたちの気持ちに寄り添うことができたと思います。普段大学では教わるばかりの学生も、相手の立場にたってわかりやすく説明することの難しさを知ることが出来、貴重な経験になったと思われます。 <活動場所>藤沢市下土棚800-1 <活動頻度>月2,3回程度 土曜または日曜 活動できる曜日や時間を伝え担当者 <活動概要> 高齢者に対するスマホ 講座の講師と運営 9 と調整 大人を頼りなさい 困ったときは

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