準備段階設立段階推進段階チームFUJISAWA2020は、市民が気軽にボランティア活動に参加できる環境を整えるため、柔軟で多様な運営手法を取り入れている。湘南工科大学との連携を通じて人材確保や活動機会の提供を進め、専用ウェブサイトを活用し、ボランティア募集情報を登録会員にメール配信することやSNSによる情報発信を行うことにより、高校生や大学生を含む若者世代が積極的に参加できる場を提供している。また、大学は学生のアイデアや意欲を生かす場として、学生主導の企画や地域貢献活動を積極的に支援している。 市の担当職員は、NPOや自治会との連携強化に加え、各種団体との協力を推進している。特に、各種団体へ直接訪問を行うなど、地道な働きかけを通じて新規登録団体の開拓を進め、登録者数の増加を図っている。一方で登録者が実際に活動へ参加する割合を高めることが課題となっており、その解決に向け、柔軟な活動内容の提案や、市民が自分のペースで関われる仕組みの整備を進めている。これにより、活動の自由度を高め、市民一人ひとりの関心やライフスタイルに応じた参加の機会を提供している。 また、運営の意思決定および調整を担う機関として「チームFUJISAWA2020連絡調整会議」を設置し、事業の企画提案、情報共有、意見交換を行いながら、事務局運営の方向性を決定する場として機能させている。この会議には市の関係課や主要なボランティア募集団体が参加し、連携しながら、持続可能なボランティア活動の推進体制を構築している。 東京五輪に参加した都市ボランティアを対象としたアンケート結果を踏まえ、オリンピックレガシーとして、ボランティアらの経験や意欲をまちづくりに活かすため、ボランティアのポータルサイト開設の方針を決定。「チームFUJISAWA2020」WEBサイトを開設。会員や募集団体の登録受付や、ボランティア募集情報の掲載を開始(開設当初の会員登録者数は400人、募集団体登録数は10団体。)「チームFUJISAWA2020」を盛り上げていく活動を考えるシティキャスト主体の企画会議、「藤沢アスリート報告会」、「シティキャストフジサワ感謝イベント」等実施チームFUJISAWA2020の所管課が「東京オリンピック・パラリンピック開催準備室」から「市民自治推進課」に移管チームFUJISAWA2020連絡調整会議を設置サイト運営などを担う事務局を湘南工科大学に委託。会員として個人2,058人、募集団体として86団体が登録•設立検討段階から、スポーツボランティアだけに閉じた考え方ではなく、これからの地域に必要な活動と位置づけ、ボランティアの募集、育成に取り組む•ボランティア活動を支えるマネジメント体制の整備を進め、WEBサイトの構築に加え、活動の推進や過去の取組への感謝を目的としたイベントを開催。これにより、帰属意識を醸成し、市民が主体的に関わる仕組みを構築。•行政側では、市民自治を推進する部署に移管し、政策的な支援体制を継続•大学と連携し、若い世代のアイデアを活かし、活動の多様化と規模の拡大を推進。委託業務にとどまらず、自主的な取り組みとの相乗効果を生み出す•2020年8月•2021年10月•2021年11~12月•2022年4月•2022年7月•2023年5月運営方法 沿革ポイント<組織の沿革> 15
元のページ ../index.html#18