2024年度 調査報告書
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持続可能な取り組みにしていくためには、現状を的確に把握し、今後の方向性を明確にすることが不可欠である。チームFUJISAWA2020では、「事務局運営」、「組織運営とリーダーシップ」、「参加ハードルの軽減と活躍促進」の3つの視点から現状と課題を整理した。その結果、以下のような点が主な課題として挙げられた。これらの課題に対応するため、複数の改善策が検討されており、今後の実践を通じて、活動のさらなる充実と強化が期待される。 区分 事務局運営 に関する事項 ボランティア活動における現状・課題と今後の方向性 運営主体(事務局)ボランティア会定期的な連絡会議市からの委託・活動予算負担・庁内関係部署・各関係機関との調整・ウェブサイトの構築・管理・情報収集・広報活動など・ウェブサイトの運営・広報活動・交流会の開催・自主事業の企画・実施活動依頼活動参加活動方針等の検討年1回開催藤沢市(市民自治推進課)湘南工科大学(地域連携センター)活動情報の発信交流会の開催登録・申込み交流会参加2024年11月時点5,629人募集団体募集登録2024年11月時点146団体事業の企画提案、情報共有等の意見交換を行う会議ボランティア部門主要団体藤沢商工会議所、(一社)藤沢駅周辺地区エリアマネジメント、(公社)藤沢市観光協会、(公財)藤沢市みらい創造財団、(一社)藤沢青年会議所、(公財)藤沢市まちづくり協会、(社福)藤沢市社会福祉協議会、特定非営利活動法人藤沢市民活動推進機構、特定非営利活動法人藤沢災害救助ボランティアネットワーク、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス、日本大学生物資源科学部、多摩大学グローバルスタディーズ学部、湘南工科大学市事業関連所管課企画政策課、広報シティプロモーション課、デジタル推進室、防災政策課、スポーツ推進課、福祉総務課、地域共生社会推進室、青少年課、環境総務課、産業労働課、観光課、教育委員会教育総務課ボランティア募集団体チームFUJISAWA2020連絡調整会議 高齢化が進む地域団体では、活動者の多くが70歳前後で継続が難しく、新たな参加者の募集が課題となっている。しかし、インターネット活用の壁があり、電子申請やWEBでの募集は可能でも、受付処理やメール連絡、当日の手配などの作業がイメージできず、デジタル化が進まない状況にある。 現状・課題  登録団体の増加で情報が埋もれやすく、表示方法や情報整理 ウェブサイトを通じた団体登録や情報発信の支援を強化し、地域団体に対して、IT面でのサポートを提供し、デジタルデバイドの解消に取り組む。 今後の方向性  ポータルサイト上での情報整理や検索機能の強化を行い、情<連携体制> 内容 の見直しが必要。 報が届きやすいコンテンツづくりを行う。 18

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