運営には専属の事務職員が関与し、継続的な組織運営を支えている。ボランティア活動は短期間で成果が見えにくいものであり、活動の継続と長期的なビジョンが求められている。 現状・課題 登録者数は5,000人を超えるが、実際に活動する人数は限られている。また、活動を続ける中で、ボランティアが特定の団体に取り込まれ、専属メンバーとなるケースも増えているが、これはボランティア活動の成果の一つととらえている。 ボランティア活動の成果は長期的な視点でとらえ、活動の進捗や成果を定期的に共有し、見直しながら長期的な目標に向かって取り組みを進めていく。 登録者が活動に参加しやすい仕組みを整え、障壁を低くする。特に、参加のきっかけやオリエンテーションを提供し、一歩踏み出しやすい環境をつくることで参加率向上を図る。 今後の方向性 2025年度にはボランティアのポイント制度を導入し、獲得ポイントに応じたステージ分けを行い、上位ステージの参加者が現場リーダーとしての役割を担える仕組みづくりを検討する。 通常時における情報提供を活性化させるため、メール配信やSNSを活用してボランティア情報を積極的に発信し、地域活動の認知度向上を図る。 大学と連携し、子ども向けイベントでチームFUJISAWA2020のグッズを配布し、活動を周知している。学生の発想やエネルギーが活動の広がりに貢献し、活発化している。しかし、認知度向上にはさらなる工夫が必要である。 ボランティア活動はスポーツ、福祉、環境など多様な分野があるが、参加者は特定の枠にこだわらず、興味や楽しさを基準に選んでいる。そのため、多様な活動内容や選択肢を提供し、多様な参加者に対応することが重要である。また、福祉分野では専門知識や責任感への不安から、参加の心理的ハードルが高い傾向がみられる。 現状・課題 サイトに掲載されたボランティア募集案件が口コミを通じて新規登録者を増加させているが、参加意欲をさらに高めるための活動内容や工夫が求められている。 学生のアイデアを積極的に取り入れ、主体的なボランティア活動を支援し、地域との連携を深めていくことが重要。学生の発想が新たな方向性を生み、参加者層の拡大にもつながる。学生を通じた活動の広がりを促進する取り組みを強化する。 参加者が興味に応じて柔軟に参加できる環境を整え、活動内容や日程、場所を自由に選べる仕組みの導入や、参加の敷居を下げ、ボランティアの入り口を広げる工夫が必要。 今後の方向性 活動者の関心を高め、継続的な参加を促すため、実績に応じた報酬やポイント制度の導入が有効である。また、ボランティア活動の楽しさややりがいを実感できるよう、参加者が充実感を得られる工夫を取り入れる。 組織運営と リーダーシップに関する事項 参加ハードルの軽減と活躍の促進 に関する事項 19
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