学報75号
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scipoT& sweN / NANOHS EHT SHONAN INSTITUTEOF TECHNOLOGY「38のワークショップ」に、同VR作品を出展。会場には、3DCG技術により再現した幻の永福寺の散策を楽しみに、多くの来場者が訪れ、デジタル技術により甦った永福寺の疑似体験を楽しみました。これらの事業は、2004年の「文化財のIT化に関する覚書」に始まり、2010年の「鎌倉市と湘南工科大学の協働による世界遺産登録事業等に関する覚書」(2017年更新)で進められています。8月5日〜8日、カナダ・オンタリオ州のウィンザーで開催された「61st IEEE International Midwest Symposium on Circuits and Systems」で、大学院電気情報工学専攻博士後期課程2年の磯貝海斗さん(岡崎研究室)が研究の成果を発表しました。研究タイトルは「Modeling and Flight Control Simulation of Multirotors」。磯貝さんは、空飛ぶドローン(マルチロータ)のオイラー角の状態方程式を構成し、マルチロータの飛行のコントロールのためのモータ制御が、フライトの状態を記述する動作点(または平衡点)と各モータの回転速度の関係を与える線形方程式で与えられることを示しました。9月5日、大学内の学生食堂がリニューアルオープンしました。今回のリニューアルでは内装を一新し、窓側にカウンター54席を設けたほか、自由自在に机の組み合わせができるエリアに84席を用意するなど、落ち着いた雰囲気の中、学生がゆっくりくつろぎながら食事のできる空間となっています。食堂営業以外にも学生に憩いのスペースとして開放しています。ぜひご利用ください。施設開放:月曜日〜金曜日10時30分〜16時00分食堂営業:月曜日〜金曜日11時00分〜14時00分SHONANTHEコンピュータ応用学科の長沢可也教授の研究室と鎌倉市が協働事業で開発した「VR永福寺」を、9月15日から鎌倉歴史文化交流館で常設公開しています。同作品は、ヘッドマウントディスプレイを利用して、現在では見ることのできない永福寺の大伽藍を散策する疑似体験ができるデジタルコンテンツ。同研究室の学生と卒業生が制作し、昨年10月〜12月に同交流館で期間限定公開したところ人気が高く、常設することになりました。常設公開にあたっては、再生時間の選択機能や操作の簡略化、解説音声の追加など、より多くの方が体験しやすくなる改良を行いました。また、9月23日には、富山県高岡市で開催された「日本遺産サミットin高岡」においても、全国各地の歴史を体験・体感できる保護者との懇談会を9月9日に水戸、松本、大宮、沼津の4会場、16日に本学で実施しました。懇談会では、本学の教育方針をはじめ、学業や就職の状況などについて説明し、個人面談では、担当教員から学生一人ひとりの大学での様子を伝え、保護者の相談などにも応じました。保護者からは「大学になっても個人面談が必要なのかと最初は思っていましたが参加してよかったです。具体的な成績表の見方についても分かりました」「本人からの話だけでは、大学の様子が分からないこともあるので、この様な機会を設けていただけて、とてもありがたいです」などの感想が聞かれました。7月14日・15日、横須賀市の津久井浜で開催された「ウインドサーフィンドリームカップ2018」に、本学ウインドサーフィン同好会の川村航一さん(機械工学科1年)が出場し、テクノ293ビギナークラスで優勝しました。同大会には、学生、社会人、オリンピック選手、プロ選手など、約220人が参加。61人で競われたクラスの初戦は8位と出遅れたものの、2日目のレースでは立て続けに首位を奪い優勝しました。また、川村さんは、9月2日・3日に出場した「関東学生選手権」のビギナークラスでも、4レース中3レースで1位を収める好成績で優勝しました。 長沢研究室 史跡永福寺のVR作品 2018年度地区別懇談会 ウインドサーフィン2大会で優勝 大学院生が「MWSCAS 2018」で論文発表 学生食堂がリニューアルオープン06

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