学報77号
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7月27日・28日、滋賀県彦根市の琵琶湖東岸・松原水泳場で開催された「鳥人間コンテスト2019」滑空機部門に、本学鳥人会が出場を果たしました。同コンテストへの出場は7年ぶり7回目。学業の合間を縫っての機体設計・製作に始まり、キャンパスに泊まり込みで夜明け前に実施した附属高校グラウンドでの試験飛行など、鳥人会のメンバーたちは惜しみない労力を注ぎ込み、本番を迎えました。しかしコンテスト当日は、強風にあおられ、プラットフォームからのテイクオフ前に「Black kite」の機体を破損してしまうという無念の結果となりました。会場には台風の接近に伴う雨風が吹き荒れていましたが、突発的に吹いた強い横風に煽られてしまう悲運が重なったのです。顧問を務める機械工学科の稲毛達朗講師は、「機体が劣っていたわけではありません」と振り返りつつ、「次回こそ、自分たちの機体が飛ぶ姿をその目に焼き付けていただきたい。再挑戦を楽しみにしています」と今後への期待をにじませました。主将の井上晃太朗さん(機械工学科2年)は、「大会直後の冷めやまない“熱”を今後も維持していきたいと思います。落胆している暇はありません」と、早くも次へのチャレンジに向けて02学生の自主的な課外活動を支援するSITチャレンジ制度は、学生のさまざまな企画に対して教員が指導し、資金面、施設・設備面を大学がサポートしています。意欲的でした。井原海翔さん(機械工学科1年)は、「記録係として、担当の割り振りや制作過程全般を書き留めました。記録係のメリットは、全体を俯瞰できること。機体製作から本番までの大まかな流れを把握することができました。この経験を生かし、今後につなげたいです」と述べています。主将の井上さんは2年生、井原さんは1年生と、今後も有望な学生がリードする本学鳥人会の面々。これからの活躍に期待が寄せられます。 鳥人間コンテスト2019に出場!SITチャレンジ制度

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