学報77号
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05 教職センター「講演会&ワークショップ」8月5日、本学教職センター主催の「第3回講演会&ワークショップ」を開催しました。同センターは、教職課程を履修する学生に対して、教員採用試験の対策などさまざまなサポートを行うほか、外部機関と連携して実践的な学びができる機会の提供や、教員として活躍する卒業生との交流会などを実施しています。今年は、卒業生で現役の中学校・高等学校教諭24人、本学教職員14人、学生79人が参加し、過去最大規模での実施となりました。 綾瀬市動物議会 能代CanSat競技会/SPEC×ROC競技会第一部は、卒業生で現在、藤沢市立湘洋中学校の教諭である橋本将行先生による「学校教育の現状と課題-主体的、対話的、深い学びの実現に向けて」と題した基調講演を行い、学生からは「現場の生の声を聴くことができて大変勉強になりました」などの感想が寄せられました。第二部のワークショップでは、参加者7~8人のグループで「今、教員に求められている力」をテーマにディスカッションを行いました。参加した学生は、教職に就いた後のキャリアについて卒業生に確認しながら、自分の歩む道を考えるなど有意義な時間を共有することができました。教職センターでは、来年度も卒業生と在学生が学びあう機会を継続的に企画し、提供していく予定です。8月7日、コンピュータ応用学科の長沢可也教授の研究室が制作したプロジェクションマッピング「動物議会」を綾瀬市議場で上映しました。作品は、綾瀬市の国指定史跡「神崎遺跡」を紹介するもので、同市マスコットキャラクターのあやぴぃを案内役にさまざまな動物が議会さながらに討論する構成。制作には、長沢研究室の学生および有志8人が携わり、子どもたちが、同市の歴史に触れやすい作品に仕上げました。また、10月には同市の神崎遺跡公園で上映するお月見のプロジェクションマッピング作品を制作。12月開催のクリスマスイルミネーション用の作品制作も進めています。本学は、2018年3月に綾瀬市と文化財活用事業に関する連携・協力協定を締結し、本学の有する情報技術・設備などを活用し、協働して事業の推進を図るとともに文化財愛護の精神の啓発に役立てられるよう活動しています。8月15日~19日、秋田県の能代宇宙広場等で開催された「第15回能代宇宙イベント」のUNISEC CanSat競技に、機械工学科の井上文宏教授の研究室が出場しました。CanSat競技は、空き缶サイズの模擬人工衛星を打ち上げ、上空での放出・降下・着地の過程を通じて、技術力・創造力を競う競技会で、同イベントでは、「フライバック」「ランバック」「ミッション」の3部門を実施。井上研究室はミッション部門に出場し、位置や降下速度、環境状態などを6種類以上のセンサーやカメラを用いて計測・解析するミッションを遂行しました。また、9月14日、15日には、福島ロボットフィールドで開催された「宇宙エレベーター クライマー・ロボティックス競技会(SPEC×ROC)」のクライマーとロボット両部門に出場。クライマー競技では将来の貨物輸送を見据えた貨物(ペイロード)を積載してクライマーの昇降に挑み、ロボット競技ではコース内に配置された資材(コンテナ)を回収・運搬ができました。パワーと駆動力である運搬用車両と、二足歩行ロボットの共同作業という発想で会場を沸かせました。いずれの競技会においても、学科横断型学修プログラム(ロボティクスコース)に所属する学生が活躍しています。

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