学報77号
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SHONAN INSTITUTEOF TECHNOLOGY大学会館外観テニスコートICTルームMarine売店 青少年のためのロボフェスタ2019 地区別懇談会 学内施設リニューアル 秋学位記授与式 KAGRAに落雷位置標定装置を設置8月31日、9月1日、神奈川県立青少年センターで「青少年のためのロボフェスタ2019」が開催され、本学先進ロボット研究センター研究者で、総合デザイン学科の尾㟢文夫教授と機械工学科の井上文宏教授、大野英隆教授、コンピュータ応用学科の湯浅将英准教授および学科横断型学修プログラム「ロボティクス」コースの学生たちが出展しました。同イベントは、先端技術であるロボットを通じて、子どもたちにモノづくりの楽しさや科学の素晴らしさを体験してもらい、将来を担う人材を育成することを目的としたロボットの祭典です。本学からは、将来は地球と宇宙をつなぐ宇宙エレベーターの模擬昇降実験や、いろいろな路面を自由自在に動き回るヘビ型ロボット、人の動作にインタラクティブに反応するアバター、人の手の開閉に応じて動くヒトデロボットなどを出展し、来場者が楽しそうに体験する姿が見られました。保護者と教員による懇談会を9月8日に大宮と沼津、15日に本学で開催しました。懇談会では、本学の教育方針をはじめ学業や就職状況について説明し、個人面談では担当教員から学生の大学での様子などを伝え、保護者の相談にも応じました。また、今年度からは電話での個人面談も受け付け、遠方に住む保護者などが利用されました。保護者からは「大学での様子や成績のことなど、本人があまり話さないことを、先生からしっかり聞くことができてとても良かったです。きめ細かい指導を感じることができました」などの感想が寄せられました。学生生活および教育環境の一層の充実のために、施設のリニューアルによる拡充整備を行いました。学生が利用できるPC自習室のICTルームMarineは、43型4Kディスプレイを全席に設置し、Microsoft OfficeをはじめAdobeCreative Cloud、Maya、Blenderなどの画像や動画編集ソフトウェアが利用可能です。ほかにも、テニスコートをオリンピック等でも採用されている世界標準仕様の表層性能へ改修を行い、レストランや売店が入る大学会館も学生はもちろん、近隣の方も利用しやすい外装に改修しました。9月18日、本学法人会議室において令和元年度秋学位記授与式を執り行い、工学部20人の卒業生に学士の学位が授与されました。式典では、渡辺学長をはじめ多くの教職員が列席し、参列したご家族とともに卒業生の新たな門出を祝いました。069月12日、電気電子工学科の成田知巳教授が研究を進める落雷位置標定装置を、岐阜県飛騨市の「KAGRA(大型低温重力波望遠鏡)」に設置し、同学科の学生2人が同行しました。東京大学を中心とするプロジェクトKAGRAは、スーパーカミオカンデをはじめ、宇宙に関する最先端の研究施設が整備されている地下200mにある大型の観測施設。今回、東京大学宇宙線研究所の重力波研究グループから、ブラックホールなどから発生する重力波を観測する際に妨げとなる、地球内のノイズを同定するために、成田研究室が観測している落雷で発生する電磁波のデータを提供して欲しいと依頼を受けました。今後、設置した装置から取得されたデータは、同研究室から随時KAGRAへ提供を行い、さまざまな検証が実施されます。SHONANTHE

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