学報78号
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1年 学年主任荒川 元新年度を迎え、皆さんはクラスも変わり、新たな気持ちでいることでしょう。受験準備スタート学年ですので、目標に向けて準備を始めましょう。よく、「学年+2時間」が家庭学習の目安といいます。この話を聞き、「よし頑張ろう」と始めたものの、長続きしなかったり、計画通りに進められなかったりする人も多いかと思いますが、それはなぜでしょうか。一つには、目標実現のための道筋が見えていないからではないでしょうか。目標実現のためには、何をどの程度する必要があるのかを今の自分の立ち位置から考えること(理想と現実との差を知ること)が必要です。では、自分の立ち位置をどのように知れば良いのでしょうか。まずは、自分の取り組みについて確認してみましょう。初めに一週間で達成したい目標を決めてください。次に一日の目標を時間配分も含めて決めて実施してください。そして寝る前に一日を振り返って具体的に記録しましょう。そうすると一週間後には自分の立てた計画と、実際の行動との差が明確になります。この記録を基に、ゴールから逆算して長期、中期、短期と計画を立てましょう。ここでは自分ができると思うよりも少しだけ高い設定をし、決めたことは必ずやり遂げてください。また、達成できた時のご褒美も計画に入れましょう。例えば、土曜日まで計画通りできたら日曜日は思いっきり遊ぶなど、飴と鞭の設定も大切です。「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」といいます。まずは自分の現状をよく把握しましょう。そうすれば道は開けてくるはずです。皆さんの受験準備が順調に進むことを大いに期待しています。3年 学年主任 荒井 義宏2年 学年主任加藤 正道11 現在新型コロナウイルス感染症の拡大が進み、本校も休校の措置を取らざるを得ない状況であり、卒業式や入学式の縮小開催をはじめ学校内外のイベントも自粛してまいりました。 通常授業再開を目指して、高校内でも学内の対策本部と連携しながら、刻々と変わる状況への対応検討を重ねています。また、さらなる長期化も懸念されており、「遠隔授業等ICT教育の構築」に本格着手するなど、総力を挙げて教育環境の向上に取り組んでおります。 このピンチをチャンスに変え、より良い学校へと進化を目指してまいりますので、皆さま方のご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。1年生の皆さんは入学から1カ月ほど経ちました。休校期間が長くなり、皆さんにも入学早々不便をかけてしまい申し訳ありませんが、新型コロナウイルスによる影響は未だ先行きを見通せない状況です。高校生活の本格的なスタートも切れない状況ではありますが、担任の先生をはじめ、学年の先生方も皆さんの高校生活がより充実したものになるように応援していきます。ぜひ、この機会にさまざまなことに前向きに取り組んでくれることを望みます。学習に対する心配もあるかと思いますが、まずは配信された学習課題に着実に取り組むなど、今できることをしっかり進めながら、生活のリズムも整えていきましょう。保護者の皆さまには日頃より学年の運営にご理解、ご協力をいただき感謝申し上げます。保護者の皆さまと連携をとりながら、お子さまの学校生活をよりよいものにしていきたいと考えておりますので、これからもご協力をよろしくお願いいたします。3年生の皆さんへ、月日が流れるのは早いものであっという間に最上級生になったと感じていることでしょう。下級生を牽引する立場として、進路実現に向けて打ち込む姿、部活動に邁進する姿、元気に挨拶をする姿など、手本となる姿を見せてほしいと思います。下級生は、自然と上級生の真似をして引き継いでいきます。特に新入生は上級生の姿をよく見ています。そういう意味でも、3年生は責任ある立場であることを自覚してほしいと思います。また、『自ら責任を持って判断・行動する』ことが今まで以上に要求されます。進路実現に向けて自主的に調べ、早めの準備を始めましょう。『わからない』『聞いてない』ではなく、『〇〇するためには〇〇が必要』という姿勢で取り組んでいきましょう。第一志望突破が成功、それ以外は失敗ではありません。失敗は完全燃焼できないことです。笑顔で卒業式を迎えることができるように完全燃焼しましょう。皆さんのさらなる飛躍を期待しています。

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