学報79号
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SHONAN INSTITUTEOF TECHNOLOGYHIGH SCHOOL11 コロナ禍における休校期間の振り返り チャットやマイク機能を使用した  双方向型の授業英語科 ポイントを板書するなど、  ライブ感のある授業動画地歴公民科 休校期間中の教科別ICTへの取り組み タブレットの活用により、時間のかかる  複雑な証明や問題を効率的に理解数学科 図やイラスト、CG動画などを  必要に応じて活用理科現在、本校では新しい生活様式を取り入れながら、本格的に対面授業を再開しています。ICT教育にいち早く取り組んでいたこともあり、休校期間中はオンライン授業でもレベルの高い授業を提供することができました。緊急事態宣言後、教職員に対してオンライン授業実施のための研修会を早期に開催し、生徒に対してはオンライン機器の使い方や活用法などを随時伝えるなど、手厚いサポート体制を維持。Google Formsを活用することによって、細かいフィードバックが可能となり、生徒一人ひとりに個別かつ最適な学習環境・学習内容を提供してきました。また、対面とオンラインの併用により、グループディスカッションや研究学習の時間が確保され、より深く確かな学びを実現するなど、学校の教育機能の多くをオンライン下でも実施することができました。新型コロナウイルスの感染は未だ終息しておらず、これから本格的に冬に向かう中で、感染の再拡大やインフルエンザとの同時流行のリスクなども懸念されています。今後も「学びの保証」と「生徒の健康」を第一に、教育環境の向上に取り組んでまいります。オンデマンドではなく、教科書の内容を固定画面で示しながら、黒板のように解説をペンで書き込み、音声や記入によって文章の文法内容や訳のとらえ方、付随する内容そのものの解説を行いました。授業内容と進度を落とさないよう、要点を分かりやすく示したライブ感のある動画を作成し、副教材のワークブックと連動させて展開。写真や図版も盛り込み、理解度の向上を目指しました。また、生徒の大半がスマートフォンで視聴することを意識し、図や文字の大きさにも配慮しました。Google Formsに解答欄を用意し、すぐに点数化できるセンター試験方式のテストを実施。また、従来、黒板を使って行っていた複雑な証明や問題などの解説は、画面上でプリントに書き込みをしながら行いました。目に見えない現象やミクロな世界を扱う上で必要な図やイラスト、CG動画などを活用。疑問や予想をチャットに入力し、意見や考えを共有するなど、双方向型の授業になるように工夫しました。THESHONAN

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