学報79号
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07成田研究室が海上保安庁のシステムにデータ提供開始 ICPC 国際大学対抗プログラミングコンテスト 稲毛研究室が大型ドローンを出展 コンピュータ応用学科の学生が  AR神崎遺跡を一般に公開開始 教員の受賞・表彰 第56回松稜祭 コンピュータ応用学科の学生が  史跡永福寺のARアプリを開発10月30日、電気電子工学科の成田知巳教授の研究室が、海上保安庁の海洋状況表示システム「海しる」に、「落雷位置標定システム(LLS)」の落雷位置情報の提供を開始しました。四年制私立大学から同システムへの情報提供は初。それに伴い情報提供の開始式を11月6日に行い、海上保安庁の森参事官、同海洋空間情報室の吉田室長ほか関係者が来学されました。海上保安庁から「海しる」の紹介、成田教授からは「LLS」の説明と「海しる」への情報提供による活用法や優位性などが述べられ、両者による有意義な意見交換が行われました。11月6日、ICPC 国際大学対抗プログラミングコンテストの国内予選がオンラインで開催され、情報工学科の学生10チーム・30人が参加しました。制限時間内に、3人1組のチームで8問のプログラミング課題に挑み、各国の予選を勝ち抜いたチームが本戦へ進みます。全国から299チームが参加する中、本学は3問回答したチームが今までの最高順位を更新し102位になりました。機械工学科の稲毛達朗准教授の研究室が、テクノシステム(東京都中央区)と共同で開発を進めている大型ドローンを「Japan Drone2020」(9月)、「フライングカーテクノロジー」(11月)に出展し、テレビニュースや週刊誌に取り上げられるなど大きな反響を得ています。同ドローンは、複数の棒材で3次元トラス構造を組み立てたスペースフレームで製作されていて、軽量なうえに高強度な特性を生かし、人が乗ることも可能な大型化を実現させました。11月1日、コンピュータ応用学科の長澤可也研究室と井上道哉研究室が協同制作したARアプリ「AR神崎遺跡」の新バージョンが一般公開されました。同アプリは、同学科4年の飯田大樹さんが、カリキュラムで修得した技術によって開発されました。これにより史跡内を歩き回りながら、CGで復元された古代住居や古代人の様子を視覚的に楽しむことができるようになりました。第10回気象文化大賞電気電子工学科 成田知巳教授2020年6月17日第19回情報科学技術フォーラムFIT奨励賞情報工学科 浅野俊幸教授2020年9月1日10月31日・11月1日、第56回松稜祭をオンラインで開催しました。1日目は、在学生限定で、サークル紹介やカラオケ大会、教員の特技紹介などが実施され、オンラインならではの趣向を凝らした演出で楽しませていました。2日目の声優トークショーは、約1200人がライブ配信を視聴し、チャットの書き込みでも盛り上がりを見せていました。コンピュータ応用学科3年の小島章太郎さんが、鎌倉市の国史跡永福寺跡のARコンテンツ「AR 永福寺」ver. 2 を開発し、8月にリリースしました。同学科の長澤・井上研究室は、これまでにも鎌倉市との文化財のIT化に関する覚書に基づき、ARコンテンツなどを公開してきました。今回のアプリは、現地のARマーカーにスマートフォンのカメラをかざすと永福寺の復元CGが表示され、約50mの移動範囲内からでも見られるようになりました。ICHELTP 2020Best Presentation Award情報工学科 梅澤克之教授2020年9月8日第48回可視化情報シンポジウムアートコンテスト大賞情報工学科 浅野俊幸教授2020年9月24日THE SHONAN

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