学報82号
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11 学年主任より1年 学年主任 森安 太志2年生の皆さん、新しいクラスにはもう慣れましたか。学生時代はさまざまな出会いがありますが、その一つひとつの出会いを大切にしてください。家族、友人、先生…たくさんの人が自分の人生を支え、より豊かなものにしてくれます。周囲を思いやり、感謝の心を忘れずに毎日を過ごしてください。人間、一人で生きていくことはできず、一人ひとりに与えられた「自由」は、=(イコール)「自分勝手」ではなく、周りの人のことを考えながらルールを守ることも集団生活には必要です。集団の中で何を守り、何をすべきか自ら考えながら生活し、学習、部活動、習い事…いろいろな場面で知識や経験を積みながら、湘工での残りの高校生活を実りあるものにしてほしいと思います。そして将来、社会人として自立した後は、これまでの「恩返し」として、周囲から感謝される人になりましょう。保護者の皆さま、今年度も引き続きよろしくお願いいたします。2年生は、修学旅行や研修旅行を控え、高校生活で最も充実した学年といえるかもしれません。新型コロナウイルスの影響が心配される状況ではありますが、安全に十分な配慮をしながら、できる限りの活動を行ってまいりたいと考えております。ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。3年 学年主任 荒川 元2年 学年主任 佐相 祐介1年生の皆さん、学校生活はいかがでしょうか。これから始まる高校生活の中で、心身の成長とともに将来の進路を見つけてください。進路実現ができるように、教職員はサポートしていきます。皆さんには、この1年間を「ファーストペンギン」の心意気で率先して取り組んでほしいと思います。「ファーストペンギン」とは、集団で行動する群れの中から、天敵がいるかもしれない海へ、最初に飛びこむペンギンのことです。転じて、リスクを恐れず初めてのことに挑戦する人のことを呼びます。失敗はとても怖く、恥ずかしいことかもしれません。しかし、失敗は成長の過程の1つであることを忘れず、挑戦し続けてほしいと思っています。生徒たちの“夢”をサポートをするためには、ご家庭と学校が信頼し合いながら、共通の認識を持つことが必要です。そしてその信頼関係を形成するには、報告や連絡を行うことが大切だと考えています。私たち教員から、連絡を差し上げることが多々あると思いますし、その逆に、保護者の方々からも、さくら連絡網を使用して、お知らせをいただきたいと思っています。生徒の皆さんはもとより、ご家族の皆さまにおかれましても、充実した3年間を送ってほしいと思いますので、何卒ご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。早いもので、皆さんが入学してから2年が過ぎました。この2年間の高校生活はコロナ禍に翻弄されて、皆さんが十分に自分自身を表現し、能力を発揮する機会が少なかったことは、学年を預かる私としても申し訳なく思っています。昨年の学報には「コロナだからこそやってみよう」ということを考え、互いに前向きに学校生活を送っていけたらという希望を書きましたが、1年を終えてみれば、実際にはそれを実現することも難しかったと実感しています。それでも、今年は最終学年。それぞれが卒業後の進路を考えて準備を進めていく必要があります。ここで皆さんに意識してもらいたいのは「どんな状況であっても、自分の人生を決めていくのは自分自身である」ということです。もちろん「すべてを自分で」というわけではなく、真剣に考え、悩んでいる人には、私たち教員や保護者の方、友人が助言をするでしょう。しかし、選択し決断するのは自分自身です。18歳の誕生日を迎えると「成人」になる皆さんには、決して人のせいにすることなく、自分の決断に責任を持ってもらいたい。そう思っています。自分の決断に自信を持てるように、私たちも皆さんを全力でサポートします。皆さんは、それに全力で応えてください。保護者の皆さまには日頃より学年の運営にご理解、ご協力をいただき感謝申し上げます。今年度も引き続き、よろしくお願いいたします。

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