学報82号
13/16

13 新図書館起工式 卒業遠足 技術コース、最終発表会 新入生合宿 Web湘工祭 茶道部が高文連会長賞を受賞4月9日、2023年4月に完成予定の新図書館の起工式を行いました。起工式は糸山祐理事長、山室智明校長をはじめとした本校関係者、生徒会や図書館大使、歴代のワークショップに参加した卒業生、および設計会社や施工会社の関係者が列席のもと、工事の安全を祈願しました。新図書館は神奈川で一番の図書館を目指し、設計段階から生徒や教職員の試行錯誤が繰り広げられてきました。壁や柱で仕切らず、建物が大きな空間を共有しながら、独立スペースも確保されていて、新しい発見や出会いが生まれる場所になることが期待されています。4月18日、3年生の恒例行事となっている卒業遠足で東京ディズニーランドを訪れました。事前抽選となっている団体チケットに当選するという幸運に恵まれ、また、当日は天気予報で雨となっていましたが、小雨に見舞われはしたものの、生徒たちが楽しむ間は雨が強まることもなく、天候にも恵まれた一日となりました。横浜・万国橋駐車場から貸切バスで出発した約540名の参加生徒たちは、入学当初から多くの学校行事が中止または延期になるなど、制限も多かった分、夢の国を友人たちと思い切り満喫しました。1月20日、大学の施設内において、技術コースの3年生による最終発表会が行われました。感染対策を講じた上で、技術コースの生徒と高校・大学の教員のほかに、今年は希望された保護者の方も参観しました。進学予定の学科別に、これまで高大連携プログラムである工科大学講座の授業で学んできた内容、そして大学進学後の目標などについて、それぞれがプレゼンテーションを行いました。また、実装した音楽やゲームなどの具体的な成果物も紹介し、大学の教員からの講評や質問、感想を通して、学ぶ意欲が高まる様子が見られました。4月18日・19日、新型コロナウイルスの影響で3年ぶりとなる1泊2日の新入生合宿を実施しました。学校生活に必要な学習習慣の確立や生活態度を身につける目的で、コース毎に企画。カレー作りなどを行い、相互理解やチームビルディングを有意義に行うことができました。今年度から技術コースはプログラムを変更し、昼食作りでは火起こしにも挑戦。チーム対抗アドベンチャーゲームではチームワークの必要性を体感しました。ともに考え、協力して物事に対処し解決していく気持ちを持つことで、今後の学校生活に向けて良いスタートになりました。1月20日~31日、新型コロナウイルスの影響で延期となっていた湘工祭を、オンライン形式で「Web湘工祭」として実施しました。当初は各クラスの合唱やダンスのステージ発表、また動画作品の発表を一般非公開で開催する予定でしたが、2021年9月の緊急事態宣言の発令により延期を余儀なくされ、ステージ発表についても事前の動画撮影に切り替えての実施となりました。1・2年生のクラス発表を主に、受験に向かっている3年生もクラスの最後の思い出を作ることができ、また文化部は各部が工夫を凝らして作成した動画で、日々の活動の成果を見事に発表していました。ほかにも、有志参加の生徒によるギター弾き語りやDJなど、特技を披露し盛り上がりをみせていました。2021年11月、県立藤沢西高等学校で開催された「第二十七回高文連高校生茶会」への参加が評価され、昨年に引き続き、本校茶道部が高文連会長賞を受賞しました。感染予防に細心の注意を払いながら呈茶を行い、他校の生徒たちとともに日本文化の習得を深め、交流を図りました。2021年度は1年の時から宗徧流家元の直流の教えを受けた3年生が、卒業時に初めて修了証を授与されました。顧問の浅野先生は「卒業後も伝統文化をたしなみ、深めていってもらうことができます。これからも古都鎌倉の伝統を担う一員が増えてほしいと思っています」と語っています。

元のページ  ../index.html#13

このブックを見る