学報82号
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03大学院工学研究科長工学部長森井 亨ほかの学生や教員を巻き込みやりたいことを見つけよう 本年度の新入生ガイダンスでは、やりたいことを見つけて、有意義な学生生活をお送りくださいと新入生たちへアドバイスしました。どうやってやりたいことを見つけるのか、補足としてお話したいと思います。 基本的に各学科のカリキュラム構成であったり、アクティブラーニングという教育手法によってやりたいことが見つかるように種をまいています。また、他学科の学生と協働しながら履修する「共通基盤ワークショップ」という授業もあります。多様な学生と交流して、刺激を受けることも大切です。 また、いろいろな専門分野に精通した多様な教員がそろっています。さまざまな授業を受けてみましょう。「本学のよさ」について学生に聞くと、「教員との距離が近いこと」を挙げる声が多く返ってきます。この点を生かして、少しでも興味を持つことがあれば教員に話しかけてください。私たち教員も学生からの問いかけに対して、しっかりと応えるよう心掛けています。ほかの学生や教員を巻き込み、やりたいことを発見し、学生諸君が素晴らしい4年間を送ることができるようお祈りしています。寄付金についてのご報告 令和3年度に募集しました寄付金についてご報告いたします。大学では、総額321万円のご寄付を頂戴し全額を奨学金資金の充実に使用させていただきました。高校では、総額273万円のご寄付を頂戴し、全額を施設設備の充実に使用させていただきました。ご協力いただきました皆さまに心より感謝申し上げます。今後とも、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。大学院進学を支援する授業料減免制度を設けました 本学大学院への進学を希望する学生が、ここ数年で増えてきました。年度始めに際して、大学院へ進学する意味やメリットについてお話したいと思います。 学部卒業後さらに学問や研究に取り組み、知識と実践技術を修得するのが大学院です。そこで得た教員や友人との結びつきと、修士号や博士号という学位のステータスは、就職など将来の可能性を大きく広げるでしょう。 教員から直接指導を受けつつ、一つのテーマにじっくり取り組めることも大学院の魅力です。ぜひ、大学院で研究の楽しさや奥深さを知っていただきたいと思います。 2021年度入学者から、湘南工科大学大学院では、学内の推薦入学者を対象とした授業料減免制度を設けました。学部3年次修了時点での成績上位者が授業料減免の対象となります。既に入学者の半数程度がこの制度の対象者として、学業や研究活動を積極的に進めています。 大学院への進学に興味がある学生は、なるべく早い時期に教員や入試課に相談のうえ、計画的な学修を心掛けてください。井上 文宏

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