学報82号
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SHONAN INSTITUTEOF TECHNOLOGY [ 教員紹介 ]新たに本学の教員として着任された先生をご紹介します。 学内施設リニューアル 本学1号館にある「XRメディア研究センター」がリニューアルされました。同センターはXR技術(VRやARなど)を駆使し、さまざまな分野への応用とその可能性を追求する施設として設置されています。メタバースの活発化により、より身近になったXR技術を学生同士が自由な発想と価値観でコミュニケーションを交わしながら、プロジェクトを進められるようにスペースを拡張し、さらに多種多様な研究を生み出す施設として生まれ変わりました。ほかにも、アクティブラーニング型授業をはじめ、卒業研究や課題解決型実習に対応する教室も改修。1号館ではすべての施設がよりシームレスになったことで、教員や学年の垣根を超えて授業や研究に取り組める環境が整っています。08長年の自動車・印刷関係での実務経験を生かし、学生が機械・電気・情報の幅広い知識を持ち、求められているモノを聞き出す力、現場で役立つ問題解決能力や臨機応変の対応能力を身につけた、即戦力として地域社会で活躍できる技術者になれるよう指導したいと思います。また障がい者や高齢者などの弱者に対しても、やさしい気持ちで接することのできる人材を育成し、湘南工科大学大学院一期生として学生の皆さんとともに歩み学んでいきたいと思います。デザインとは意匠や設計とも呼ばれ、多面的視点から物事をみつめ、「より豊かな生活づくり」を実践するために行われる活動です。「より豊かな生活づくり」の実践を行うためには、デザインに携わる者がその生活の現場に身を置き、デザイン対象を多面的な視点で理解することが重要となります。こういった視点から、「生活の現場」である、「地域」を対象とし、デザイン活動を展開してきました。湘南地域の豊かな地域資源を生かし、地域デザイン・モノ・コトづくりの実践を行うとともに、教育・研究に取り組んで参ります。情報工学科 准教授総合デザイン学科 教授情報工学科の安藤と申します。画像認識、点群解析、コンピュータビジョン、電子透かしが専門領域です。NTTの研究者として身を立て、ビジネスに直接役立つ技術を開発してきました。例えば、通信インフラを支える屋外設備(電柱、マンホール等)の点検作業を自動化・効率化するための技術を研究し、実導入に貢献しています。今後は、企業で培った知見・ノウハウを基に、真に社会に貢献できる技術者の育成を目指して、本学で教務に励みたいと思っています。生活者の価値観は、物質的な豊かさから精神的な豊かさを求める時代へと変化してきています。そこに着目し、生活者の経験や体験から得られる精神的な充足に向けたデザインの研究をしています。これまで企業で30年間、製品やサービスのデザインを実践してきた経験を生かし、未来を見据えて試行錯誤するデザインの思考プロセスを用いて、複雑化する社会問題の解決策を一緒に考えていきたいと思います。コンピュータ応用学科 講師総合デザイン学科 助教安藤 慎吾堀川 将幸土肥 義和宮田 佳美THESHONAN

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