学報80号
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学年主任より新入生の皆さん、入学から一カ月が経ちましたが、高校生活に少しずつ慣れてきましたでしょうか?昨年度は、中学校生活の締めくくりであったにも関わらず、思うように登校できない日々が続き、仲間との思い出も十分に作れなかったのではないかと思います。今後しばらくは、新型コロナウイルスの影響が残ることが予想されますが、皆さんが本校で仲間とともに充実した日々を過ごしていけるよう、担任の先生をはじめ、学年の先生方もできる限り応援していきます。高校三年間で経験したことすべてが、その後の人生の良い糧となります。日頃の学習に力を入れるのはもちろん、部活動や課外活動等、さまざまなことにチャレンジしてください。そのためにも体調管理に気を付け、規則正しい生活を過ごせるようにしましょう。保護者の皆さま、日頃より学年の運営にご理解、ご協力をいただき感謝申し上げます。お子さまの成長には、まだまだ保護者の皆さまのお力が欠かせません。新型コロナウイルスの影響が残る中、ご不便をおかけすることもあるかと思いますが、お子さまの学校生活をより良いものとするため、何卒ご協力をお願いいたします。皆さんが本校に入学して、早いものでもう二年が過ぎました。今年はいよいよ受験の年となります。志望校は決まりましたか。志望校の入試形態は把握していますか。具体的な準備を計画的に進められていますか。進路実現にはあらゆることを想定して準備を進めなければなりません。場当たり的な考えや行動では、自分の思うような未来を獲得することはできません。受験とは、自己への挑戦であり、自分を知る絶好の機会です。強い覚悟と信念を持ち、大きく飛躍することを切に願っています。受験はまた、周りの人たちの協力や理解なしには進めることができません。皆さんの第一の味方は保護者の方です。経済的な側面だけではなく、日頃の何気ない声掛けや食事の用意など、一番親身になって支えてくれる存在です。第二の味方は私たち教員です。毎日の授業はもちろん、補習や総合型選抜受験の指導などを全力で行います。ここで皆さんに理解してほしいことがあります。それは、これらの手助けは当たり前にあるものではないということです。約束を守れなかったり、自分本位な要求をしたりすれば、助けてくれるはずの人の気持ちも弱まってしまいます。周りの人たちが応援してあげたいと思える人になってください。1年 学年主任 佐相 祐介昨年度は感染症拡大を防止する観点から、予定されていたさまざまな行事が行われず、期待通りの高校生活ではなかったと感じた人もいると思います。私たちも「コロナだから仕方ない」ということを、行事の面でも、学習の面でも、皆さんに納得してもらうため、半ば合い言葉のように使ってしまったような気がします。新学年を迎えても、世界や日本の状況が以前のように戻りそうな劇的な変化は訪れていません。しかし、だからといって今年度も「コロナだから仕方ない」を続けていくわけにはいきません。どのように、より充実感を得られる高校生活を皆さんに提供できるか、むしろ「コロナだからこそやってみよう」ということを学年の先生方や時には皆さんとともに考えたいと思っています。皆さんにも「コロナだから仕方ない」という気持ちになりそうなときは、「コロナだからこそやってみよう」と思える方法を考えてもらいたいと思っています。保護者の皆さまには日頃より学年の運営にご理解、ご協力をいただき感謝申し上げます。新型コロナウイルスの感染に関しては、未だ予断を許さない状況にあり、安全に気をつけながらとはいえ諸行事を行うことには、さまざまな心配もあるかと思います。どの程度まで、何ができるかということに関しては、引き続き慎重に検討して参りますので、今後もご協力をお願いいたします。3年 学年主任 加藤 正道2年 学年主任荒川 元11

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