学報80号
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令和3年度入学式を挙行しました 技術コース、最終発表会 図書館新設プロジェクト 茶道部が高文連会長賞を受賞 全国高等学校鉄道模型コンテスト2020うららかな春日和の4月4日、大学大講義室において、令和3年度第61回湘南工科大学附属高等学校入学式を挙行しました。新しい制服に身を包んだ新入生647人が来賓や教職員に見守られる中、山室智明校長より入学を許可され、「自ら進んで行動すること、規律ある行動をすること、目標を持って努力すること」の大切さと、高校生活の充実を願う言葉が贈られました。新入生宣誓では、代表の河内那由多さんが、湘南工科大学附属高等学校の一員になった喜びと、勉強や部活動、将来の夢や希望に向かって取り組んでいく決意を読み上げました。1月21日、大学の施設内において、技術コースの3年生による「最終発表会」が開かれました。これまで、高大連携プログラムである、工科大学講座の授業で学んできた内容を中心に、進学予定の学科ごとに分かれ、最終発表を行いました。今年は緊急事態宣言下のため、予定していた保護者の参観は見合わせることとなり、感染対策を万全にした上での実施となりました。現在、老朽化している図書館を建て替える目的で、生徒と教職員が一体となって、新図書館(ナレッジセンター)創設プロジェクトを進めています。「生徒、教職員にとって、学校や図書館がどんな場所になると嬉しいのか?」「学校や図書館という場所で、生徒と教職員はどんな関係性を築きたいのか?」そんな当事者視点から新図書館のコンセプト生成に向けたポイントやキーワードを見つけ出していく場が設けられ、生徒と教職員がワークショップを行い、図書館をどのように活用していくかという面も含めて、対話を積み重ねています。「図書館=知と出会う場所」という一般的かつ本質的な存在意義を基にしながら、「生徒にとっての図書館の意味」を描き、「神奈川で一番」と自信を持って言えるような、ほかにはない図書館を目指しています。新図書館の完成は2022年秋に予定されています。人工知能技術やデータ分析についての説明、また、制作した短編動画の上映など、これまで磨いてきたプレゼンスキルを発揮し、3年間の学びと大学進学後の具体的な目標について発表しました。2020年11月、県立川崎高等学校において開催された「第二十六回高校生茶会」への参加が評価され、本校茶道部が高文連会長賞を受賞しました。同茶会は消毒の徹底など、感染対策に万全を期し、慎重になりながらも茶道の雰囲気を壊すことなく実施され、同部は昨年度から稽古をつけていただいている、鎌倉の家元直伝の正式な宗徧流作法にのっとりお点前を行いました。例年1月に表彰が行われていた「神奈川県高等学校総合文化祭総合閉会式」は、新型コロナウイルスの影響により残念ながら開催中止となり、表彰状は郵送による贈呈となりました。2020年11月、「全国高等学校鉄道模型コンテスト2020」がYouTubeのライブ配信によるオンライン形式で開催され、約90校が参加しました。本校の鉄道研究部からは3名の部員が5カ月程を費やし完成させた作品「住宅地を駆け抜ける風景」を出展しました。この作品は東急田園都市線の青葉台駅から田奈駅をモチーフに製作したもので、家屋やマンションなどの建物の細部、またトンネルの周囲の勾配などにこだわって完成されました。コンテスト当日は、Zoomによるインタビュー形式の作品発表を行う様子がYouTubeで配信され、同作品はモジュール部門においてベストクオリティ賞を受賞しました。13

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