学報88号
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SHONAN INSTITUTEOF TECHNOLOGY04 学科長からのメッセージ工学部 機械工学科 教授工学部 総合デザイン学科 教授工学部 情報工学科 教授工学部 電気電子工学科 教授工学部 人間環境学科 教授電気電子工学科は、エネルギー、物流、輸送、放送、通信、金融、防災等、現代社会の重要な基盤構築に貢献できる技術者を輩出しています。本学科の特長は、多くの電気実習、実験などを通して「電気のプロ」を育成する点、積極的に電気工事士、電気主任技術者などの国家資格取得を目指す豊富なカリキュラム、電力会社やメーカー、通信会社等への抜群の就職率、多くの企業や学外機関と活発な研究を進めている点です。皆さんは本学科で存分に探究を楽しみ、自ら課題を発見できるようになっていってください。高い志を持って成長していきましょう。人間環境学科は、環境科学、医療科学、スポーツ工学を中心に広く工学の応用分野を学ぶ学科です。講義・実験を通して新しい技術に対応する力を身につけていきます。これは、技術が絶えず進歩する現代社会では重要な力となります。本学科のある9号館には、微細なものが観察できる電子顕微鏡や、身体の動きを計測する機器、医療機器など、他学科にはない特徴的な設備があります。これらを利用して多くの経験を積んでいきましょう。機械工学技術者は、自動車、ロボット、宇宙、工作機械、エネルギー、医療、環境など、世の中のほとんどのモノとサービスに関わりを持つため、多くの企業に採用されています。本学科では、数学、力学などの機械工学基礎力の確実な修得とCADなどの実践的な設計教育、さらにプログラミングなどのソフトウェアとロボットなどのハードウェアを組み合わせたシステム技術の創成に積極的にチャレンジできる技術者の育成を目指します。総合デザイン学科では、「アイデアをカタチに、想いやり発想のデザイン」という考え方の基、プロダクト、空間、エンジニアリングデザイン領域を総合的に学び、さまざまなモノ・コトに対し、自ら課題を見つけ、解決していく総合的な実践力を身につけられるように挑戦していきます。より良い生活づくりに貢献しようとする心と知力が、優れた美的感覚や造形力・技術力と一体となってモノや環境を具現化することを「デザイン行為」といいます。本学科では、さまざまな社会的需要に応えることのできる「未来のデザイナー」の育成を目指しています。皆さんは情報工学科最後の卒業生として、いよいよ最終学年を迎えました。この学科の歴史を締めくくる大切な一年となります。本学科は「すべてはプログラミングから始まる」という教育指標のもと、情報収集・分析力、論理的思考力、課題解決力を育む実践的な学びを提供してきました。ここで得た力は、これからの社会で大きな武器となるはずです。残りの一年は、卒業研究や進路の選択など、重要な時期となります。新たな挑戦を恐れず、学び続ける姿勢を大切にしてください。私たち教員も、最後まで皆さんの成長を全力で支えます。情報工学科での学びを自信に、充実した一年を過ごしてください。皆さんの未来に、心からエールを送ります。田中 秀明禹 在勇二宮 洋松永 高治宮坂 武寛

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