学報89号
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11 電気部が宇宙エレベーターロボット競技会に出場 全国高等学校鉄道模型コンテスト2025 ダンス部が辻の盆に参加 オーストラリア海外語学研修【SIT-オプティマス】櫻井 秀孝(3年) 髙清 仁(2年) 川口 桜介(2年)【SIT-サテライト】小池 優夜(3年) 加藤 祐輔(3年) 田中 颯人(1年)10月5日、「第12回宇宙エレベーターロボット競技会 関東オープン」が中央大学附属中学校・高等学校で開催され、本校の電気部から2チームが出場しました。本大会はコンピュータで制御する全自動ロボットで、宇宙ステーションに見立てた円形状の容器へ、物資に見立てたピンポン球をいかに多く運搬できるか、そのポイントやタイムを競います。両チームはグローバル中高生部門に出場し、「SIT-オプティマス」はすべてのミッションをコンプリートして優勝を飾り、全国大会への出場権を得ました。「SIT-サテライト」も7位となり健闘を見せました。部長の櫻井さんは「毎日ロボットの改良を重ね、試作と分解を繰り返しました。アイデアが尽きて行き詰まることや思い通りに動かない場面もありましたが、チームで意見を出し合い工夫し、勝利を目指して完成度の高いロボットを作り上げることができました」と今大会への思いを語りました。8月1日~3日、「鉄道模型コンテスト2025」の全国大会が開催されました。同コンテストは鉄道模型のレイアウトや車両の制作を競うもので、本校の鉄道研究部は「西谷駅」の鉄道模型ジオラマ作品を出展し、モジュール部門でベストクリエイティブ賞を受賞しました。1年生から3年生まで計7人の部員が制作に取り組み、夜の静まり返った駅の様子をコンセプトに、駅周辺の建物を実際の配置に基づいて再現。電車がトンネルから地上区間へと上がってくる構造など、細部にまでこだわって仕上げました。顧問の大谷先生は「締切直前の完成となってしまいましたが、限られた時間の中で最善を尽くしていました。会場で作品の調整が必要になった際にも、冷静に対応する姿は頼もしく感じました」と語っています。7月19日・20日に県立辻堂海浜公園で第19回辻堂かいひん盆踊り「辻の盆」が開催され、本校ダンス部が参加しました。多くの観客が集まる中、そろいの法被を着た1・2年生がソーラン節を元気いっぱい踊り、大きな拍手をいただきました。ほかにも、チアダンスやHIPHOPを披露し、息の合ったパフォーマンスで、会場を盛り上げました。7月25日~8月7日、本校の2年生11人がオーストラリア・ウーロンゴン近郊にある姉妹校「コーパスクリスティ・カソリック・ハイスクール」で海外研修を行いました。昨年度はニュージーランドでの研修でしたが、今年は再び姉妹校で実施し、現地の生徒との交流を通して実りある学びの機会を得ました。現地ではESL(英語研修)を中心に、“スクールバディ”とともに授業に参加。オーストラリアの先住民族アボリジニの文化にも触れ、異文化理解を深めました。クッキングの授業では、現地ならではの「カンガルーバーガー」やケーキ作りに挑戦し、スポーツの時間にはテニスの試合を通して交流し、姉妹校との絆を深めました。滞在中は、バディの家庭がホストファミリーとなり、生活を共にする中で“もう一つの家族”のような温かい関係が築かれました。修了式では日本文化紹介として「ソーラン節」を披露し、大きな拍手をいただきました。この経験が今後の研修生へとつながることを期待しています。

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