学報89号
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SHONAN INSTITUTEOF TECHNOLOGY(工学部 機械工学科3年)トークメンバー(写真左から)【SIT 学生フォーミュラ部】長尾 政秀さん(工学部 機械工学科4年)小阪 桂月さん今井 一乃さん(工学部 機械工学科4年)尾上 和生さん(工学部 機械工学科4年)9月8日~13日に開催された「学生フォーミュラ日本大会2025」に、本学のSIT学生フォーミュラ部が初参戦しました。これまでチャレンジしながらも出場が叶わなかった部が、どのように成長を遂げて、大会出場にまで至ったのか。中心となって活動した主将の今井一乃さんと、それを支えた部員の皆さんに、現在までの経緯や大会出場に向けた具体的な取り組みについて振り返ってもらいました。02やりがいを求めて、部活動の再構築に着手今井さん:2022年に入学してすぐ、学生フォーミュラ部に入部しました。最初は楽しみながら活動に参加していましたが、徐々に「もっと多くの人と協力しながら充実した活動をしたい」という気持ちが芽生えていきました。2年次に進級するころには、卒業を控えた先輩方が引退され、部の中心メンバーが私1人になったことをきっかけに、「これまでの先輩方がつないできてくれた活動をしっかり受け継いで、さらに発展させていこう」と決意しました。長尾さん:入学当時から学生フォーミュラ部があることは知っていましたが、この時点では自分が活動に参加するという感じは全く持っていませんでした。今井さん:2年次の初めに、まずは「学生フォーミュラ日本大会への出場」という目標を立てて、それに向けた活動ができるように準備を始めました。とはいえ、出場のためのノウハウは全く持っていませんし、そもそも部員が少ないために活動するのにも苦しい状尾上さん:小阪さん:況でした。まずは部員を集めようと、同じ学科の友人たちに勧誘を開始しました。私や長尾さんは、まさに今井さんに誘われて入部しました。「友人が困っているのだから助けたい」と思いましたし、自動車が大好きだったので、競技車両の製作という活動内容は魅力的でした。附属高校の出身だったので、学生フォーミュラ部の存在は以前から知っていました。私も自動車やバイクに興味があり、かつ就職や社会人生活につながるTHESHONAN熱意と周囲の温かなサポートにより、初の大会出場へ学生フォーミュラ日本大会初出場に向けたSIT学生フォーミュラ部の2年間の軌跡

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