学報89号
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05壮大な夢へ向かって昇降機(クライマー)を開発つくば市内の遊歩道を移動ロボットが自律走行アマチュア無線活動を通じて災害時の非常通信で地域に貢献するエネルギー活用の新たな可能性を持つスターリングエンジンを自分たちで製作●鳥人会負けられない戦い。鳥人間コンテストへの挑戦●マルチコプターの開発自律飛行ミッションに挑戦する自作マルチコプターの開発●宇宙エレベーターチャレンジ●つくばチャレンジ●アマチュア無線部●スターリングテクノラリー●ロボット研究部ロボット技術の研究や実験を行いさらなる技術力を磨くロボット研究部では、さまざまなロボット技術の研究や実験を行うために、マイクロマウス大会や二足歩行ロボット格闘競技大会ロボワン、パイプロボットを使用したパイプロボコンなどに出場しています。2024年度は、「全日本マイクロマウス大会」「全日本学生マイクロマウス大会」のロボトレース競技に出場しました。その他のプロジェクト― ●セキュリティコンテスト SECCON ●各種プログラミングコンテスト工学部 機械工学科の研究室と横断型先端分野学修プログラム ロボティクスコースの学生が、「宇宙エレベーターチャレンジ」に参加しています。宇宙エレベーター向けに開発された昇降機(クライマー)の性能実験を目的とした技術チャレンジで、2024年は総距離600mを秒速7mの高速で自立制御により完走しました。つくば市内の遊歩道などを移動ロボットが自律走行する技術チャレンジ「つくばチャレンジ」に工学部 機械工学科の湯澤研究室と横断型先端分野学修プログラムロボティクスコースの学生が挑戦しています。2021年の初チャレンジでは、自律走行80mの記録を残しました。無線通信に関する技術の向上を図るとともに、ハムフェアなどの展示会へ出展して外部との交流を深めています。2024年に出場した「第45回全市全郡コンテスト」の電話部門マルチオペオールバンド(PMA)では全国1位に輝きました。近年は災害が発生した際の有効な通信手段としてアマチュア無線が注目されていて、自治体が地域の情報を収集する際の通信ボランティアとして地域に貢献できるような人材の育成も目指しています。工学部 総合デザイン学科の学生を中心に、あらゆる熱を動力に変えるエコエンジン「スターリングエンジン」を設計デザインし、その性能とアイデアを競うコンテスト「スターリングテクノラリー」での入賞を目指します。自作した人力飛行機の滞空距離や飛行時間を競う「鳥人間コンテスト」。鳥人会では、先尾翼型を採用した機体で「滑空機部門」への挑戦を続け、これまでに計8回出場しています。最高順位は2007年開催の「第31回鳥人間コンテスト選手権大会」で10位を記録しています。海や山での人命救助を目指し、ドローン技術の開発に取り組んでいます。IRカメラを使った人物発見や、長距離データ通信の安定化などを目指し、室内フライトロボコンや山岳救助チャレンジにも参加しています。他団体や企業とも連携しながら活動を広げています。

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