大学院ガイド2022
7/8

国内での学会発表海外での学会発表06協力:ESRIジャパン人間システム工学設計に関する国際会議で発表人間システム工学設計に関する国際会議で発表2019年9月、ドイツバイエルン州のミュンヘン連邦軍大学で2回目の開催となる「2nd International Conference on Human Systems Engineering and Design(IHSED 2019)」が行われ、大学院機械工学専攻博士前期課程2年の楊 一鳴さん(野中研究室)が口頭発表を行いました。楊さんの研究テーマは「Posture Estimation for Riding Motorcycles Using IMUs」。慣性計測装置を使用して、オートバイの走行姿勢を評価、推定することを目指しています。電気情報通信学会の若手研究会で発表2021年1月28日、本学 大学院電気情報工学専攻博士後期課程2年の小澤和也さん(岡崎研究室)が、一般社団法人電子情報通信学会の回路とシステム研究会(CAS)において、学生優秀賞を受賞しました。同賞は同学会が主催する研究会において、優れた研究発表を行った学生に授与されるもので、小澤さんは、2020年6月18日にオンライン開催された研究会で発表した「LSTMニューラルネットワークを用いた常微分方程式の数値的近似解について」が高い評価を受けての受賞となりました。災害に強い街づくりを実現するためには、現実の災害発生時に数万人もの群衆がどのように行動するかを把握しておく必要があります。災害発生時の群衆避難シミュレーションでは、多くのパラメータを入力した上で、膨大な量のシナリオについて計算。エリアや環境によって変わる群衆の動きをシミュレーションすることで、避難所の場所や誘導の仕組みを考えることに役立ちます。また、災害時だけでなく平常時の人の動きにも着目し、人の動きやエリアマネジメントに資することができるシミュレーションも検討しています。完全な自動運転を実現する技術進化の途中段階として、自動運転システムの異常時や、自動運転では対応できない不測の事態が発生したときに、ドライバーに運転操作を代わってもらう「テークオーバー」が発生します。こうした場面で、自動運転操作を円滑にドライバーへテークオーバーするための技術の一つが、危険かもしれない「可能性情報のドライバーへの提示技術」です。ドライバーの周辺視野に情報を表示し、意識下での注意を誘発する技術の開発を進めています。受け入れ可能な研究室の一部をご紹介します。学部から大学院に進む場合、指導教員を変更することも可能です。国内外を問わず、学会発表の機会が多くあり、実践的な経験を積むことができます。加保 貴奈 教授衛星間通信網を利用して後進地域ともインターネットをつなぐ安全・安心に利用できる自動運転システムの実現を目指す浅野 俊幸教授高橋 宏 教授災害時の群衆の避難行動をシミュレーションする技術JAMSTECのスーパーコンピュータを用いた研究開発を経て災害発生時の環境と群衆の避難行動を組み合わせたマルチエージェントシミュレーションシステムを開発。人の動きを誘導して街を活性化させるプロジェクトも始動しています。人がどのように事故に至る危険性を認知するのか、その基礎的な研究を通して、実現が近い自動運転車両をより安全に安心して快適に利用できるための技術課題の解決に取り組んでいます。電気情報工学専攻加保 貴奈衛星間通信、月面探査機、大気球実験の無線技術など「IoTや宇宙探査に向けた無線電力伝送・通信用集積回路の研究」をテーマに、回路の小型化設計や通信システムに関する研究を行っています。電気情報工学専攻研究室近年、軌道上にある人工衛星を活用し、アフリカなどの途上国にインターネットを届けようというプロジェクトが進められています。そこで活用が期待されているのが、衛星同士をつなぐ「衛星間通信」という技術です。レーザー光を使った最新の衛星間通信ではビーム位置を併せるのが難しいといった課題があり、つながりやすい無線通信の併用にニーズがあります。そこで、本研究室では、データ速度を高速化するためのミリ波帯の無線技術の研究開発に取り組んでいます。電気情報工学専攻浅野 俊幸研究室高橋 宏研究室

元のページ  ../index.html#7

このブックを見る