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学長ご挨拶



湘南工科大学の紹介

 本学は、開学以来58年目を迎える伝統ある工科系単科大学です。学部は工学部のみであり、基盤系3学科(機械工学科、電気電子工学科、情報工学科)と応用系3学科(コンピュータ応用学科、総合デザイン学科、人間環境学科)の計6学科を有しています。小規模単科大学のメリットはガバナンスの徹底と実現力の速さです。教育は学力の3要素をバランスよく身につけることができるよう改革改善をスピーディーに行っています。本学のキャンパスは湘南藤沢の地にまとまっており、800m先には湘南海岸があり、左手すぐに江の島が見え、右側には雄大な富士山を眺めることができます。風致地区のため校舎はすべて4階以下であり、高層ビルの校舎の中でエレベータを待つ必要もありません。ヤシの木が植わった美しいキャンパスの中でどの学科の授業への移動もスムースに行えます。さらに、湘南の陽光を受けて、食事や語り合いができるテラスや多くのテーブル付ベンチが配され、和やかなムードが緑豊かなキャンパスの中に満ちています。昨年、学生食堂もリニューアルオープンし、正門の花壇には季節の花々が植えられるようになりました。
学部卒業後は2専攻(機械工学、電気情報工学)からなる大学院工学研究科に進むことができます。どの専攻も博士前期課程(修士)と博士後期課程(博士)を有しています。

湘南工科大学のミッション

 本学は、大学の使命である教育と研究のうち、教育に力点を置いています。教育を常にリフレッシュし、時代の先端を意識したものにしていくためには、自ら研究し、学会で最新の技術動向を知ることが大切です。教育のレベルアップを図るため、研究活動を行うことが本学のスタンスです。
 本学のミッションは「社会に貢献する技術者の育成」です。入学後は丁寧な初年次教育を行います。基本は教員1名が学生6~8人を1年から3年まで面倒を見るCC制度(Communication Circle)の存在です。教員は勉学はもちろん学生生活上のあらゆる相談にのります。さらに、eポートフォリオも活用しながら、修学支援センターで生活や修学上の悩みに専門家が適切に対応します。
出席は学生証をICカードとして自動的にとり、結果をWEBにアップします。出席不良者は自ら認識できます。2013年度から毎年、多数の教職員が長時間の集中研修を受けながら授業のアクティブラーニング化に真剣に取り組んでいます。これは、板書で講義という旧来のスタイルではなく、グループでの討論、調査、検討、まとめ、発表を行う全員参加型の授業です。さらに、授業の相互参観、学生アンケートの結果を反映させることも常時行っています。単位評価は期末試験一本ではなく、受講態度、講義中の演習、予習復習状況、レポート、小テスト、試験など、さまざまな面から総合評価が行われます。授業は全体の1/3である5回以上欠席すると、単位評価されず不合格になります。しかし、これは4回まで休んでも良いことを意味しません。1回休むごとに単位の取得率と成績は確実に下がっていきます。基本的に毎日きちんと出席し、予習復習等をしなければなりません。
授業内容の詳細はシラバスに明示され、評価方法はルーブリックにまとめられてガイダンス時に説明されます。これらの施策の結果、大学情報室のデータによると、退学者の半減、成績(GPA)の上昇、出席率の劇的改善、就職内定率の上昇がみられるようになりました。それに伴いキャンパスの雰囲気は明るくなり、授業中の私語も全くなくなりました。こうした教育改善は文科省にも評価され、私学600校余の中で毎年、上位にランクインしています。このことで、特別支援金を受け、最先端のICTルームやラーニングコモンズとしての多目的学修空間、FabLabなどが次々に整備されています。
 本学は「社会に貢献する技術者の育成」のため、学力の3要素である「知識、技術」「協調性、計画性、実現力、表現力」「積極性、向上心」がバランスよく身につくように、アクティブラーニングという教育方法だけではなく、社会貢献活動、インターンシップ、語学研修、さまざまなプロジェクト実習、サーフィンなどのシーズンスポーツといった特徴ある教育内容を用意しています。社会への貢献の仕方はさまざまです。どういう生き方を選んでも、世の中でやっていける自信と気力をつけてもらうため最善を尽くします。

最近の取り組み

  • 学力の3要素を身につけるため、3年前よりアクティブラーニングなどに注力した新しいカリキュラムを導入しました。それにより、従来に比べて授業への出席率が向上しています。
  • 強い目的意識と主体的に学ぶ意欲を持った学生のために、昨年度から「学科横断型学修プログラム」をスタートしました。昨年度開設した「ロボティクス」「XRメディア(旧称:次世代3Dメディア)」の2コースに加え、「IoT」「AI・人工知能」に対応するコースも新設します。
  • 昨年度、附属高校技術コース卒業生75名を初めて本学に迎えました。今後も高大一貫教育を附属高校とともに推進します。

学長メッセージ

学長プロフィール

渡辺 重佳(Shigeyoshi Watanabe)

1977年 慶應義塾大学工学部計測工学科卒業
1979年 東京工業大学大学院応用物理学修士課程修了
1979年 東京芝浦電気(現東芝)半導体事業部入社
1992年 東芝超LSI研究所メモリ素子担当グループ長
1998年 博士(工学)(慶應義塾大学)
2002年 東芝研究開発センター 技術管理担当グループ長
2003年 東芝セミコンダクター社 Soc研究開発センター戦略企画部長
2005年 湘南工科大学工学部情報工学科教授
2010年-2018年 情報工学科学科長、メディア情報センター長、工学研究科長、副学長を歴任
2019年 学長就任

【著書】
『情報ストレージガイドブック』(共著):オプトエレクトロニクス、2000年
『エレクトロニクス分野における誘電材料の特性と開発及び応用技術』(共著):技術情報協会、2001年

【受賞】
電気学会 電子・情報・システム部門誌 優秀論文賞(2018年)

【最近の研究】
現在の集積回路(LSI)は、トランジスタの微細化、大容量化の限界に達している。現在、この限界を打破する、3Dフラッシュメモリの製造技術を用いた新しい集積型論理LSIの研究を行っている。

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