湘南から未来へ
湘南工科大学スペシャルサイト


工学×デザインで未知の感動体験を
クラーク記念国際高等学校・
東京キャンパス 出身
内定先:株式会社シマノ
欧州デザインに触れ
プロダクトの道へ
絵を描くことと、モノづくりが幼い頃から好きで、工学部の中にデザイン学科があるところでデザインを勉強したいと考えていたので、湘南工科大学の総合デザイン学科しかない、と思い進学しました。将来就きたかった職業の「プロダクトデザイナー」になるためには、デザインとテクノロジー両方の知識と技術が必要で、その基礎を学べる「プロダクトデザイン」分野が湘南工科大学にはあったからです。
プロダクトデザイナーを目指したいと思ったきっかけは、幼少期にパリで生活していた際に目にした、ヨーロッパの製品におけるデザイン性の高さがずっと心に残っていたから。その中でも特に、クルマのデザインは世界的にも評価が高く、それに影響を受けて、次第にプロダクトデザインを学びたいと思うようになりました。乗り物は全部大好きで、高校では自転車競技部とエコランの活動をしていました。自転車は、一般道を走るロードレースやヒルクライム(峠や山などを走ること)が好きで、大学では自転車部に所属。自転車部以外にも、イラスト研究部の部長を務めています。


デザイン就活の
始まりはここから
2年次の秋頃、鈴木浩教授による「特別スケッチ講座」が始まり、参加するようになりました。プロのデザイナーの先生から、スタイリングデザイン(外観のデザイン)の基礎であるスケッチだけでなく、アイデア発想も学べる課外授業です。ここから、私の「デザイン就活」が始まりました。在学中は、デザイン系のインターンシップやワークショップへ積極的に参加し、デザインワークの実践的なノウハウや考え方をプロから直接学ぶことができる環境に自ら身を置いて、現場の空気感や技術を肌で感じながら学ぶように努めました。また、本学とヤマハ発動機株式会社との産学共同プロジェクト「道楽プロジェクト」に、グループリーダーとして参加しました。単位認定ではない課外授業ですが、興味ややる気のある、いろいろな学年の人たちが集まり、グループワークをしながらモビリティの提案をするプロジェクトです。
デザインの就職活動において必須となるのが「ポートフォリオ」の作成です。ポートフォリオは、応募先の企業ごとに特徴が異なるため、表紙やアピールしたい作品の掲載順などを変更しました。また、各企業のインターンシップに参加した経験を掲載することは、自身のデザインスキルをより効果的に伝えることができると考えています。ただ、ポートフォリオをどう作成するかなどのデザイン分野の就活に関して、本学ではこれまで縦のつながりが薄いところがありました。今は、後輩たちの育成に力を入れていこう、好循環を生み出そうと、卒業した先輩たちのポートフォリオも学科内で閲覧できるようになっているのでとても参考になります。


工学×デザインで
新たな感動体験を届ける
1年次の「総合デザインプロジェクト」の授業は衝撃的でした。3日後の授業で成果物を提出、なんていうタイトな期限の課題もあって、夜遅くまで教室にみんなで残って製作したこともあります。結構ハードでしたが、今となってはいい思い出。最初からガツンとデザインを学び始めたことが、自分には合っていてよかったと思っています。「総合デザインプロジェクト」は2年次までが必修ですが、私は3年次前期まで履修しました。プロダクト、空間、エンジニアリングの3分野のデザインを幅広く学べるので、自分の将来への視野も広がります。
卒業後は、自転車部品と釣り具を主な2本柱にしているアウトドア・スポーツ用品のメーカーに、プロダクトデザイナーとして勤務する予定です。工学とデザインを高次元で融合し、今までにない感動体験を世界中の人々に届けたい。この地球に生きることの素晴らしさや楽しさといった、趣味の分野の商材だからこそ生み出せる体験価値を、笑顔を届けていきたいです。

