
Webアプリ開発
エンジニア
見えない場所で、世界を動かす仕事がある
バックエンドの仕事
チームラボでは、アート事業とソリューション事業の二つの柱があります。私が所属しているのは、企業向けのWebサイトやアプリケーションを開発するソリューション事業で、その中の「パッケージチーム」です。展示で知られるチームラボとは少し違い、多種多様なクライアント向けに、日々3,000万以上のユーザーに使用されるさまざまなサービスをつくっています。
私の主な役割は、Webやアプリの裏側を支えるバックエンド開発です。APIの設計・実装や、定期的に動くバッチ処理の開発、サーバー側のロジック構築などを担当しています。設計から実装、必要に応じて保守運用のサポートまで関わるため、システム全体を俯瞰しながら仕事を進めることが求められます。
また、クライアントとの打ち合わせにもエンジニアとして同席し、仕様の調整や技術的な観点からの提案を行うこともあります。要望をそのまま形にするのではなく、実現性や将来の拡張性を踏まえて設計する点に、この仕事の難しさと面白さがあります。
印象に残っているのは、深夜リリースを終え、本番環境でシステムが無事に稼働し始めた瞬間です。数か月かけて取り組んできたものが実際に動き、多くの人に使われ始める。その「世に出た」感覚は、バックエンドエンジニアとして大きなやりがいになっています。
現場で効く
湘南工科大学では、プログラミングを中心に幅広い分野を学びました。フロントエンドやバックエンド、データベース、スマートフォンアプリ、アルゴリズムなど、特定の分野に偏らず一通り経験できたことが、現在の仕事の土台になっています。実務では新しい技術や環境に触れることも多いですが、大学で身につけた基礎があることで、理解や吸収が早いと感じます。
特に印象に残っているのは、手を動かして制作し、発表まで行う実践的な授業が多かったことです。理論を学んで終わりではなく、自分で考え、つくり、説明するところまでが一連の流れになっていました。この経験は、実際の開発現場で「なぜこう設計するのか」「どう説明すれば伝わるのか」を考える力につながっています。
また、グループワークやディスカッションを通じて、他者と意見をすり合わせる経験を多く積めたことも大きいです。エンジニアの仕事は一人で完結するものではなく、チーム内外の人と協力して進める必要があります。大学時代に培ったコミュニケーション力は、チーム開発やクライアントとのやり取りでそのまま生きています。
卒業研究のテーマを元に学会発表にも挑戦しました。限られた紙面に研究内容をまとめ、専門家からの質問に答える経験は、自分の理解の浅さと向き合う機会でもありました。この「分からないことを整理し、言葉にする力」は、社会に出てからも役立っていると感じます。
人を動かせるエンジニアへ
チームラボに入って感じたのは、チームラボは若手のうちから多くを任せてもらえる環境だということです。1年目から社外ミーティングに参加し、現在はチーム内でリード的な役割を担う場面もあります。責任は大きいですが、その分成長のスピードも速いと感じています。
今後の目標は、エンジニアとしての技術力を高めることに加え、チームやプロジェクトを円滑に動かす力を身につけることです。メンバーのタスク管理やスケジュール調整、関係者とのコミュニケーションなど、対人面でのスキルは、大学ではなかなか経験できない部分です。だからこそ、実務を通して意識的に学んでいきたいと思っています。
大規模な業務システムでは、クライアントの業務理解や既存システムの把握が欠かせません。途中から参画する場合、膨大なコードやドキュメントを読み解く必要があり、影響範囲を見誤ると大きな手戻りにつながります。地道に資料を読み、先輩に質問しながら、正確に理解する姿勢を大切にしていきたいです。
技術と人、その両方をつなげられるエンジニアになることが、これからの自分の目標です。