AIとゲームの交差点を
切り拓く挑戦
Question 1 なぜ湘南工科大学を選んだのですか?
湘南工科大学を選んだ理由は、アクティブラーニングの授業が多く、CC制度※などを通してコミュニケーション力を鍛えられる環境があると感じたからです。高校時代、グループで話し合う場面では積極的に意見を出すことが得意ではなく、自分を変えたいという思いがありました。大学選びの段階では迷いもあり、共通テスト利用選抜で最後まで進路を悩みながらの入学でしたが、結果的にこの環境が自分に合っていたと感じています。人工知能専攻を選んだきっかけは、ちょうど大学選択の時期にChatGPTをはじめとする生成AIが話題になったことでした。ニュースやSNSでAIの活用事例を目にする機会が増え、「これからの時代、AIは欠かせない技術になる」と強く感じ、研究してみたいと思うようになりました。もともと文系で、計算や数式に強い自信があったわけではありませんが、新しい分野に挑戦したい気持ちが勝りました。
入学後は、グループワークや発表の機会が多く、想像以上に人前で話す経験を積むことになりました。共通基盤ワークショップでは、経済指標から社会を読み解いたり、誰もが楽しめるスポーツを考えたりと、正解のない問いに向き合う授業が印象に残っています。そうした経験を通して、少しずつ意見を言葉にすることに抵抗がなくなり、今ではプロジェクトのリーダーを任されるまでになりました。
※コミュニケーションサークル制度(少人数の担任制度)
Question 2
現在、どのような学びに
取り組んでいますか?
人工知能専攻としては、微分積分や確率統計など、数理的な基礎を重視した授業に力を入れてきました。大学入学前は計算が得意とは言えませんでしたが、予習と復習を欠かさず続けたことで理解が深まり、成績面でも結果を残すことができました。苦手意識を持っていた分野に正面から向き合い、努力を積み重ねることで乗り越えられた経験は、大きな自信につながっています。
一方で、所属している研究室は情報メディア専攻の橘研究室です。2年次に履修した「ゲーム制作実習」で、Unityを使ったゲーム開発に触れたことがきっかけでした。操作方法を学び、チームでゲームを完成させる過程の中で、モノづくりとしてのゲーム制作に強く惹かれ、研究室選択では第一志望として橘研究室を選びました。
研究室では、東京ゲームショウに向けたゲーム制作に2年連続で参加しています。2年次には自分が提案した企画が採用され、同学年4人のチームでリーダー兼プログラマーを担当しました。実装の難しさや意思疎通の不足から反省点も多く残りましたが、業界の方からのアドバイスを受け、大学祭で改良版を展示した経験は大きな学びになりました。3年次には2・3年混成チームとなり、前年の反省を生かして制作を進めたことで、完成度の高いゲームを展示でき、多くの来場者から好評を得ることができました。
Question 3
将来、どのような道を
目指していますか?
現在は、授業で学んだ人工知能の知識と、研究室で培ったゲーム制作の経験を掛け合わせ、新しいゲームAIの研究に挑戦したいと考えています。例えば、RPGに登場するNPC(ノンプレイヤーキャラクター。プレイヤーが操作しないキャラクター)が決まったセリフを話すのではなく、プレイヤーとリアルタイムで会話できるようになれば、より没入感の高い体験が生まれるはずです。また、対戦ゲームでは、プレイデータをAIが分析し、成長のヒントを示してくれる仕組みも考えられます。
そのためには、ゲームの面白さを損なわず、負荷を抑えたAIシステムの設計や、誤った判断をしない正確なAIの研究が欠かせません。専攻の枠にとらわれず、必要だと感じた知識を修得できる環境を選んだことが、今の自分の視野を広げてくれました。
将来は、AIの力でゲームの表現や体験を進化させ、これまでにない遊び方を生み出す一員になりたいと考えています。まだ発展途上の分野だからこそ、挑戦の余地があり、自分が関われる可能性があると感じています。研究テーマの確定や論文探し、就職活動と向き合う日々は簡単ではありませんが、大学で得た経験を糧に、一歩ずつ前に進んでいきたいです。
とある1週間の
大学生活を教えて!
ミライの湘南工科大生へ
一言お願いします。
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※学年・内容は取材時