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令和元年度 学位記授与式 学長式辞を掲載しました


日本国内での新型コロナウイルス感染症の拡大について、2月25日に発表された政府の基本方針および文部科学省からの通知等を受け、本学では2月28日に本件対策本部を設置し、学内外の情報収集と、大学としての方針や対応の協議を重ねてきました。
その結果、本日(3月15日)、予定していた令和元年度学位記授与式は、必要な感染症対策を講じた上で、学科・専攻ごとに卒業生と教職員のみで執り行うこととしました。

参列を予定されていた保護者の皆さまにおかれましては、卒業生の大切な節目となるこの日を楽しみにされていたことと思います。皆さまの健康と安全を考慮し、急な変更になりましたことをお詫びするとともに、本学の対応にご理解いただきましたことに感謝を申し上げます。

令和元年度 学位記授与式 学長式辞

本日、学び舎を巣立つ卒業生そして大学院修了者の諸君、ならびに保護者の皆さまに心からお祝い申し上げたいと思います。
御卒業おめでとうございます。

本日は、卒業する学部生442名、大学院博士前期課程19名、後期課程2名、論文博士1名に学位記を授与いたしました。

昨年5月、新たに令和の時代となりました。皆さんは、令和最初の卒業生となります。
その節目となる大切な今回の式典ですが、学位記授与を学科・専攻ごとに執り行うという、例年とは大きく異なる規模での実施となりました。
これは言うまでもなく、世界中で感染が広がっている新型コロナウイルス感染症の影響を鑑み、みなさんの健康と安全を第一に考慮した、苦渋の決断です。
しかしながら、中止とせず、挙行する判断を下したのは、卒業に至るまでにあったさまざまな苦労をともに乗り越えてきた仲間たち、先生方と、学生生活最後のひとときを少しでも過ごしてもらいたいと思ったからです。
本日、参列をご遠慮いただいた保護者の皆さまには、これまでのご支援に対し、衷心からの敬意を表したいと思います。

本日は、私から皆さんへのお祝いの言葉として二つの話をさせていただきたいと思います。

一つ目は、大学卒業後勤めた会社はすぐに辞めてはいけないということです。
今日は学位記を受け取り、学生証を返却し、明日から実社会で生きていかねばなりません。今までのように面倒を見てくれる教職員はいません。今後はすべて、自分で解決して前進しなければならないのです。今までのお金を払う立場から、もらう立場になるのです。今までのように遅れる、休むことはできず、毎日朝早く起き、遅刻しないように頑張らないといけません。
近年、若者の職場への定着率の低いことが指摘されています。3年以内に半数が辞めてしまう職種もあるようです。何があっても辞めてはいけません。継続することで、その職に習熟していき、やがて働くことがつらくても充実感を得ることができ、生きがいを持って生活することができます。
私も就職直後の1、2年は仕事に慣れずつらい時期がありましたが、その後その仕事の面白さに目覚め、現在は60歳半ばでも自発的に仕事をすることが、いわゆるライフワークになっています。

二つ目は、将来に備え“自分自身の頭で考える習慣をつける”ということです。
私の年代までは、会社を辞めてはいけないことをしっかり守っていれば、卒業後勤めた会社で定年を迎え、その後老後を過ごす一生が標準的なものでした。
それに対して皆さんは、人生100年時代の世代であり、大学卒業後50年以上働くことが予想されます。会社の平均寿命が約30年といわれていますし、社会の進歩は早く、30年経てば、まったく様変わりします。今から30年前はPCもスマホもインターネットもありませんでした。それが現在では、これらの機器が無い世の中は考えられない状況になっています。30年後の状況を自分自身の頭でしっかり考え判断して100年の人生を生き抜かねばならないのです。
その際、30年前に大学で習った具体的な技術そのものは、残念ながら役立ちません。しかしながら、大学で勉強した技術的なものの考え方、新しいことを勉強する時の勉強法等、普遍的汎用的な内容や考え方はしっかり役立ちます。30年後がどのような社会になるかは私にも分かりません。今話題になっている人間の仕事の大部分が、AI・人工知能に置き換わる話が実現するかどうかも判断できませんが、ぜひ普段から自分自身の頭でいろいろ考え判断する習慣をつけ、30年後に備えてください。

今年度の本学の入学試験における志願者数は数年前の3倍近くに増加しています。大学もこの優秀な学生達に合わせてアクティブラーニングなど、従来の教育方法を絶え間なく改善していく所存です。
湘南工科大学も成長し続けます。成長した皆さんと、将来またお会いできることを楽しみにしています。

最後に、未来に向けて巣立つ皆さんのたゆまぬ努力とその結果としてのすばらしい人生に幸多からんことを心から祈念して、私の式辞といたします。

2020年3月15日
湘南工科大学
学長 渡辺 重佳

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