出題の意図
総合
「総合」は「現代国語」に準ずる入試科目です。一般選抜のアドミッションポリシーのもと、主に基礎学力・思考力・読解力・表現力を問います。全日程で同じ出題形式(大問1~4)ですので、出題意図もまた統一されています。
前半の選択式問題では、3000字ほどの課題文から内容を正確に読み取る力(大問1)を測り、また、「係り受け解析」や「同義文判定」などのリーディングスキル(大問2)を確認します。後半の記述式問題では、「天声人語」の要約を通じて要点を把握する力(大問3)と、図表など読み込んでその内容を適切に説明する力(大問4)を試します。
課題文や図表は平易なものです。しかし、試験時間が短いため(50分)、一読での理解と迅速な判断が求められます。つまり、日頃から言語を汎用的に活用していることが大切です。この点を含めて、基礎学力を判定しています。平均点はおおむね60点を目安としています。
前半の選択式問題では、3000字ほどの課題文から内容を正確に読み取る力(大問1)を測り、また、「係り受け解析」や「同義文判定」などのリーディングスキル(大問2)を確認します。後半の記述式問題では、「天声人語」の要約を通じて要点を把握する力(大問3)と、図表など読み込んでその内容を適切に説明する力(大問4)を試します。
課題文や図表は平易なものです。しかし、試験時間が短いため(50分)、一読での理解と迅速な判断が求められます。つまり、日頃から言語を汎用的に活用していることが大切です。この点を含めて、基礎学力を判定しています。平均点はおおむね60点を目安としています。
英語
「英語」は、3つの点を重視した問題構成になっています。第一に、基本的な英単語・英文法に対する知識です。両者ともに、高等学校における「英語コミュニケーション」および「論理・表現」で学習する内容であり、大学における英語学習の土台となります。短文空所補充問題を中心に、こうした知識の定着状況を問います。第二に、日常的な英語コミュニケーション力に関するものです。2者の対話問題を通じて状況設定を的確に把握する能力を確認します。第三に、読解問題を通じて素早い情報処理力を問います。大学入試共通テストおよび現在の英語資格検定を鑑みて、一定分量の長文の内容を処理し、要旨を的確につかめる理解力を重視しています。平均点はおおむね60点を目安としています。
物理
「物理」は、「物理基礎」および「物理」それぞれの学びの内容から、「公式暗記に頼ることなくどう活用するのか、基本的な考え方が身についているか」「条件を読み取る読解力が身についているか」「論理的な思考力に基づく、基礎的な計算力は身についているか」を測るべく、力学系分野と電磁気学系分野を主とする出題構成となっています。難易度は基礎~標準レベルを扱っており、大問4つをベースとしています。また、前問の解答を後続の設問解答時に適用するといった、物理の問題特有のものもあります。全体の問題レベルとしては、60点程度を平均点に想定した作問設計を考えました。
化学
化学の基礎知識を理解し、それを基に論理的に考察する能力があるかどうかを評価することを目的としています。そのため、高等学校における「化学基礎」および「化学」の教科書すべての範囲からを出題します。また、化学における計算能力を問うことを目的に、計算問題も1題程度出題します。
基本的に、(大問1)化学基礎と物質の状態から6題、(大問2)物質の変化に関して6題、(大問3)無機化学に関して6題、(大問4)有機化合物に関して4題、(大問5)高分子化合物に関して3題、の合計25題という構成で、各問題4点とし、平均点はおおむね60点を目安としています。
基本的に、(大問1)化学基礎と物質の状態から6題、(大問2)物質の変化に関して6題、(大問3)無機化学に関して6題、(大問4)有機化合物に関して4題、(大問5)高分子化合物に関して3題、の合計25題という構成で、各問題4点とし、平均点はおおむね60点を目安としています。
情報
「情報」は、高等学校「情報Ⅰ」で培われる基礎力を土台に、大学での学修に必要な情報活用力を測ります。知識・技能だけでなく、資料・図表の読解、論理的思考と問題解決、アルゴリズムの設計・検証を総合的に問う。具体的には、データの表現(2進数・補数・データ量)、論理回路、統計的な読み取りと回帰の理解、ネットワークとセキュリティの基礎、圧縮や画像・音・動画の表現、条件分岐・繰返し・配列等のプログラミング的思考を扱う。問題はリード文・図表から必要情報を抽出し、根拠ある判断と計算の確実性を求める構成とし、単なる暗記に依らない理解を確認する。難易度は基礎〜標準を中心に適度な発展を含め、平均点はおおむね60点を目安としています。
