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総合デザイン学科


※内容は[大学案内2022]特設サイトから転載

制作プロセスを通じてデザイン力を育む

総合デザイン学科では、プロダクトと空間環境、エンジニアリングについて実践的に学びます。考えては創る、創っては考える。その往復を重ね、デザインとテクノロジーの両方の感性を育みます。
2020年度の「総合デザインプロジェクト1B」では、住宅のデザインに取り組みました。有名建築家がデザインした住宅を基にして、その住宅に新しく増築部分をデザインすることが課題です。モノづくりにはプロセスがあります。この課題は、オンライン授業と対面授業のハイブリッドで行いましたが、オンライン授業では、基にした建築家の住宅をPC 画面のVR ウォークスルーで体験してスケッチをしたり、パステルを用いて図面を模倣したりしながら、基の住宅をよく理解することから進めました。対面授業では、オンライン授業で学んだことを前提として、製図板と模型を作りながら増築部分をデザインしていきました。異なる授業形態の中で、自分が今、どのプロセスで作品制作を行っているかを自覚することも、この課題の狙いの一つです。
そうして、1年次生の初めて行う住宅デザインの課題としては非常に質の高い作品が多く生まれました。模型を作るのが楽しくなって、階段や手摺りなど細かなところまで作り込む学生も多数見られました。このような実習を通じ、社会をデザインするための発想力と実践力を1年次から3年次までの必修科目「総合デザインプロジェクト」を通じて身につけていきます。

柔軟な発想による突破力を培う

「デザイン」というと、グラフィックデザインやWeb デザイン、ファッションデザインなどをまず思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、「デザイン」は意匠・図案だけでなく、設計や計画、機能などの広い意味を含む言葉です。そして、実社会でほとんどのデザインに求められることは、何かの課題を解決したり、何かの機能を実現したりすることです。だからこそ大学では、目的を達成するためのデザインだけではなく、見た人や使った人の想像力を掻き立てるデザインを目指してほしいと考えています。総合デザイン学科では、そのために「思考の枠」をはずすさまざまな課題や作業を用意して、「思考の戦術」としてのデザインを学んでいきます。デザインの世界では、「アイツってヘンタイだから」は褒め言葉です。それは「すごくヘンで、すごく面白い」という意味です。デザインの授業と聞くと、いかに美しくて丁寧なモノを仕上げるかが評価のポイントと思われがちですが、工学系のデザインに求められているのは、手先の器用さよりも発想の豊かさ、頭の柔軟性です。発想力を磨き、これまでにないモノを作り出す人材を育成するために、総合デザイン学科では、従来のデザイン教育の「型」にはまらない、新しいタイプのカリキュラムを用意しています。

自ら進んで動ける実践力を養う

「ヘンタイになれ」「面白いモノをつくれ」。それが社会に出ていく上で、どう役に立つのかを疑問に感じる人もいるでしょう。しかし、それこそが社会に出てからの「武器」になると考えています。柔軟な発想力はどんな分野でも必要です。型にはまったルーチンワークに見える作業でも、クリエイティブに取り組めるチカラになります。また、自分のアイデアをカタチにする実践力は、社会に出て与えられた課題を解決する推進力になるでしょう。総合デザイン学科で培った「デザイン力」は、さまざまな分野で役に立つことは疑いがありません。オープンキャンパスを訪れた高校生や保護者から「美術の成績が良くないとデザインは難しい」とか、「美的センスがないのでデザインを学べるのか心配」といった声をよく耳にします。しかし、まったく心配はありません。授業や課題を通じて、世界の巨匠の作品や、レベルの高い海外の学生の作品を数多く見て、学んでいくことで、デザインのセンスが養われていくからです。
もちろん、先輩や同級生の作品からもさまざまな刺激を受け、自身の成長の糧になります。そして個人、またはグループでさまざまなデザインのアイデアを考え、デザイン作品を実際に制作し、プレゼンテーションを行う課程を通して、プロフェッショナルとして通用するだけのセンスや技術を身につけることができます。センスよりも、モノづくりをしたい、手を動かしてみたいという意欲を持った人が、総合デザイン学科で学ぶことで、発想力と実践力を身につけたクリエイターに育っていくのです。
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