グローバルナビゲーションへ

本文へ

フッターへ



  1. ホーム
  2.  >  ニュース
  3.  >  大学院生が情報処理学会全国大会で学生奨励賞受賞

大学院生が情報処理学会全国大会で学生奨励賞受賞


電気情報工学専攻の大学院生が、2016年3月に開催された情報処理学会全国大会で学生奨励賞を受賞しました。

3Dモデルを使用しての復元工程

大学院電気情報工学専攻博士前期課程2年の荒木宏允さん(長沢可也研究室)が、2016年3月10日~12日に横浜市の慶應義塾大学で開催された「情報処理学会第78回全国大会」で行われた学生セッションにおいて発表し、学生奨励賞を受賞しました。
同大会は、情報処理学会が年に一度開催する学会最大のイベントで、最新の学術・技術動向や、情報に関する新しい研究成果やアイディア発表を通し意見交換・交流などを行っています。今年度は、約1,200件の一般講演発表に加えて、招待講演やパネル討論など、さまざまなイベントが開催されました。

荒木さんは、全国から集まった大学生、大学院生の中で、「国宝『一遍上人絵伝』に描かれる踊念仏の踊りのシーケンスを復元」を発表し、歴史と感性情報の分野で高く評価され、受賞となりました。
荒木さんは「 一遍上人絵伝に描かれている踊念仏は、踊りの絵としては日本最古とされ、盆踊りの起源とも言われています。研究では、踊りのポーズを3DCG技術によりPCに取り込み、解析することを目的としました。本来、踊りは揃って踊ることが多いのですが、絵伝に描かれているポーズは一人ひとり異なっていて、大きな疑問を持ちました。藤沢市の片瀬浜での踊りを解析したところ、踊り手の姿全体が描かれている右手前から左手前、さらに左側奥へと並ぶ10人のポーズを順番につなぐことでリズム感のある踊りが復元できることが分かりました。絵伝は踊りのシーケンスを記録し、後世に残すことを意識して描かれた可能性が高いということが今回、初めて明らかになりました」と研究に対する成果を話してくれました。


資料請求
page top