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井上研究室が宇宙エレベーター クライマー・ロボティックス競技会に挑戦しました


2019年9月14日、15日、福島県南相馬市の福島ロボットフィールドで開催された「宇宙エレベーター クライマー・ロボティックス競技会(SPEC x ROC)」に、本学先進ロボット研究センター・機械工学科の井上文宏教授の研究室チームが参加しました。主催は(一社)宇宙エレベーター協会。

同大会は、高い機動性を持ったロボットが宇宙エレベーターの建設を担う近未来の世界を競技という形で、シミュレートすることを目的に開催されるもので、クライマー部門とロボット部門で競技が実施されました。

今回、井上研究室はクライマー部門とロボット部門に出場。クライマー競技では、将来の貨物輸送を見据えた貨物(ペイロード)を積載してクライマーの昇降に挑み、ロボット競技では、コース内に配置された資材(コンテナ)を回収・運搬を行い、パワーと駆動力である運搬用車両と二足歩行ロボットの協働作業という発想で会場を沸かせました。
また、これら競技には本学の学科の枠を越えて発展的に学ぶことができる授業「学科横断型学修プログラム(ロボティクスコース)」を履修する学生が熱心に取り組んでいます。

大会を終えて「今年からはクライマー本体がただ昇降するだけでなく、クライマーに貨物を積載して昇降する競技へと変更になり、今まで以上にさまざまな要素を考えてクライマーを製作しました。大会ではセンサーがうまく働き、自動制御が降下する際も正確に作動していることが分かりました」と振り返りました。
また、「ロボット競技では、ショベルカーに見立てた運搬用車両と二足歩行ロボットを組み合わせて作業をするアイデアに、ほかの出場者からも称賛の声がかけられました。ただし、地上に配置されたコンテナを拾い上げる作業が思ったよりも難しく、今後の課題が多く見つかりました」とも話します。

今大会から、SPECとROCを組み合わせた競技会へと大きく変わった同競技会。将来の宇宙エレベーター構想の実現に近づくためにも、今後の新たな技術開発へ向けた挑戦に期待したいです。

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